オマケ@:乱交グループの女-4
(恥ずかしくないの…)
端から見れば滑稽にも見える水着を、楽しそうに見せ合う女達。それを目の当たりにした真奈美は、ハイレグ程度で悩んでいた自分が、なんだかバカバカしくなってきた。
気を取り直した真奈美が、手にしたハイレグ水着を身に着けたが、いざ、気になる部分に視線を落とすと、やはり、自分の方が恥ずかしいことに気がついた。
なぜなら、女達は全員陰毛を処理したパイパンの状態で、真奈美のように、はみ出す毛が一切なかったのだ。女達の股間に目を移すと、卑猥な割れ目がモロに見えて、凄くエロチックでドキドキしたが、反面、自分のはみ出した毛を見てげんなりとした。
ふと、横を見ると、智子も同じような顔をしながら自身の股間のはみ出た毛を見ていた。
(まだマシか…)
真奈美よりも濃いめの智子の陰毛を見て、ほっとした真奈美は少し気が楽になった。
反対に、真奈美の薄目の陰毛を自分のと見比べた智子は、はあぁと、ため息をついていた。
そんな落ち込む2人の股間を見た女が、真奈美達の前にさっと腰を下ろした。
「きゃあ、お母さん、見て見て!真奈美さん達の水着、凄くエッチよ」
真奈美達の目の下で、卑猥な四文字を書いた水泳キャップを被った女が嬌声をあげた。
2人は慌てて股間を手で隠したが遅かった。
「見せて見せてぇ」
自分の股間に群がる女達の熱気に負けて、真奈美と智子は股間から手を離した。
「やあん、マン毛がはみ出てる」「うわあ、これって凄く恥ずかしいんじゃない」「うっわ、露骨過ぎる」
女達の遠慮のない言葉に、真奈美も智子も真っ赤になった顔をひきつらせた。しかし、女達は真奈美が思っていることと違うことを言い始めた。
「いいなあー」「やあん、すてきぃ」「お毛毛、触ってもいいですか?」「これには叶わないわね」
次々に出てくる称賛の意の籠った言葉に、2人は戸惑った。
「えっ?どういうことですか?」
真奈美はリーダー格の女に聞いた。
「誰が一番恥ずかしい水着なのか、男性陣が選ぶのよ」
「えっ、は、恥ずかしい格好を選ぶんですか?」
「そうよ。楽しみでしょ」
リーダー格の女がにっこりと微笑んだ。
「ああん、お二人に負けちゃうぅ」
凄く残念そうに言った女の頭には恥ずかしい四文字を書いた水泳キャップ。それよりも恥ずかしい格好だと言われた真奈美は愕然とした。
「ばかばかしいと思うでしょうけど、あたし達にとってはとても名誉なことなのよ。みんなそれを狙って気合いを入れてたんだから」
真奈美の翳った雰囲気を察して、リーダー格の女が付け加えた。
「でも見られたらやっぱり恥ずかしい…」
真奈美は再び股間を手で隠した。
「だ・か・ら、恥ずかしいことで落ち込むことなんてないの。女にとって恥ずかしいことは歓びなんだから」
「で、でも…」
女は優しげに微笑みながら、真奈美の唇にそっと人指し指を当てて、続く言葉を遮った。
「お二人がここに居る理由は、聞いても意味がないから聞かない。でもね、どうせなら少しでも楽しみましょうよ。ほら、隠してないで見せてあげて」
クルーザーに乗り合わせた時から、自分の境遇を呪う雰囲気を察していたのか、リーダー格の女が優しく諭してくれた。
ジンときた真奈美が目を潤ませたが、女はそれに気づかないふりをして、真奈美の前に腰を下ろすと、真奈美と智子の手を掴んで、そっと股間から離させた。