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変態学園の日常
【学園物 官能小説】

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第20話 29番日誌20-1

〜 29番の日常 〜


―― 7月○日 晴れ ――

 職業教育の一貫には数パターンあって、以前にあった講演会は、学年3クラスが一堂に会して開かれる。 一方今回の『出前授業(ワークショップ)』は、各クラスごとに催される。 『弁理士』『弁護士』『会計士』の3つの士業を、3週かけて教わることになった。 ただ話しを聞くだけじゃなくて、私達がプログラムに参加する形式だったから、眠気とは無縁な時間だった。 

 今週は1組が『弁護士』、2組が『弁理士』、3組が『税理士』だ。 最初の1時間は、弁理士の仕事の紹介だった。 一言でいうと、様々な特許――機械と牝の融合、作業工程を牝に担当させる、拘束した牝の身体を用いた生産、その他様々な現象に対して牝が関与する工夫を総称して『特許』という――を認定、管理する仕事だ。 古典的な『特許』には『両手を背中に拘束し、首から提げた鎖にトレイを結び、食器を運搬させる』や『張り型にブラシをつけたものを膣に挿入し、股間を擦りつけることで掃除させる』といった工夫がある。 かつての変態嗜好――いわゆる『プレイ』とされたもの――は、無条件で現代に採用されているわけじゃないらしい。 『牝の身体を合理的に用いているか』『牝の本性を有効に活用しているか』『牝の生理に過度な負担がなされていないか』の3点を審査した上で、牝の活用方法として許可が下りれば――この許可を『特許』という――正式に採用される。 審査には当然、牝の生態を熟知し、諸々に通じた特別職が必要になり、それが『弁理士』というわけだ。 

 『弁理士』の資格試験は、筆記試験と実技試験がある。 筆記試験は、特許法規や特許例、特許取得や譲渡の手続きに関する知識問題。 実技試験は、牝の活用方法に関する新作特許原案を1件提出した上で、自ら実演して認可を得ることだそうで。 出前授業に来てくれた講師の方は『膣で鮒ずしを発酵・精製する方法』で特許を取ったらしい。 それってつまり、自分のオマンコに鮒を詰めて、手順通りに腐らせてから食べるってことだと思うんだけど……実践しようとはこれっぽっちも思えなかった。

 講演の後は、発明の手がかりをみんなで見つけてみようってことで、5人ずつのグループに分かれて『ペーパータワーつくり』をした。 『B4サイズのコピー用紙』『のり』のみを使って一番高い『紙の塔』を作ったグループの優勝だ。 ただし全員手は使用不可。 背中に組んで後手縛りしてから作業に入る。 制限時間は30分間だ。
 優勝は【22番】さんがいる『Eグループ』だった。 高さは1メートル20センチ。 ああだこうだ相談しながら作業した私達のタワーが52センチなのと比べれば雲泥の差だ。 結果発表の後で弁理士さんが『Eグループ』の工夫を教えてくれた。 例えば『糊を直接紙に塗って、陰唇を押しつけて塗り拡げ』たり、『糊のチューブを膣に挿入して、締まりでもって必要な分だけ押出し』たり、『股で紙を挟んで綺麗に折り目をつけ』たりしていたそうだ。 何も考えず、オマンコで糊チューブに体重をかけて、糊をひりだしていた私達とは大分違う。 こういう些細な工夫の積み重ねが完成度に現れるんだそうだ。 そして、今回『Eグループ』が採用した工夫は、全て『模型造形における膣の活用法』として『特許』が承認されているんだとか。 話を聞くうちに、何となく『弁理士』の仕事が理解できた気がする。

 優勝した『Eグループ』を『オマンコ拍手』――太腿でお股を激しく開閉させて、濡れた小陰唇でもってカンカンに張った膣口をクラップする――で称えたところで、ワークショップは幕を閉じた。 いつも通りオマンコまみれの一日だったけれど、試行錯誤出来た分だけ楽しかったです。

 ところで、学園のカリキュラムも全部『特許』があるそうですが、本当ですか? こんな訳が分からない取り組みの1つ1つが審査済みで、しかもお墨付きが出ているって……信じられないっていうか、逆に笑っちゃうんですけど。 もし本当なら、上手く言葉に出来ないんですけど『現代社会どんだけーっ』て感じですwww (ちょっぴり調子に乗って草を生やしてみました。 ダメだったら教えてください! すぐに改めます!)





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