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塾の時間
【学園物 官能小説】

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塾の時間-2

「まあ、この成績表を見てくれ。こっちがはるひの成績の推移で、この緑のラインがBクラスのボーダーラインだ」
 依田は成績表を広げ、ごつごつした指でそれを指し示すが、クラス転落に打ちひしがれているはるひにはよく分からなかった。呆然としているはるひを見て、依田は成績表を持って立ち上がり、はるひの横に腰を下ろした。
「よく見てくれよ。これが今回のはるひのテスト結果だ。他の教科は、まあ、そこそこなんだが、やはり数字関係には弱いようだな。ここをもう少し頑張ってくれればなぁ…」
 そう言って、はるひの肩に手を回す依田。
「あ、あの、うちの母、とても厳しくて、次のテストでAクラスにあがる約束しちゃったんです。いえ、その、Aクラスにいくのが無理なのは分かっているんですが、何とかBクラスに残らないと…」
 依田の顔を覗き込み、必死に訴えかけるはるひ。依田は内心はるひの弱みを見つけたことで喜んだが顔には出さず、敢えて目の前の成績表を指差し、渋い顔を作って見せる。
「う〜ん、ほら、Bクラスに残るには総合点でこの位いるんだ。幸いはるひは他の教科の点数が良いから、あと、この位点を取れれば…」
 依田の言葉にはるひは打ちひしがれたように項垂れた。
「ほら、だから次の試験に頑張れば、Bクラスに戻ることができるんだから、そんなに暗い顔をするな」
「でも、今度の試験でAクラスに戻るって約束させられたし、せめてBクラスに残らないと…」
「そうだなぁ、はるひは可愛いし、先生もうちのクラスに残ってくれれば嬉しいんだけど、終わったテストをやり直す訳にもいかないしなぁ…」
 依田はそう言って、はるひの華奢な腰に手を回した。
「あ、あの、先生…?(やだ、先生いつの間に私の横に座ったんだろ??)」
 困惑するはるひ。しかし、依田はかまわずに机の上に広がった資料を指し示す。
「本当の事を言うとな、俺ははるひがこの塾に入塾したときから気になっていたんだ。だから、はるひが困っていると、助けてやりたくなるんだよ…」
 そう言って依田ははるひの顔を覗き込んだ。眼鏡のレンズを通して、依田の黄色く濁った瞳が不気味な視線を投げかける。
「で、でも、テストは…」
 依田の腕から逃れようとするはるひ。しかし、依田ははるひの身体を逃さず、はるひに詰め寄った。
「はるひがテストにどんな答えを書いたか、それは採点した俺しか知らないんだ…。もし、はるひにBクラスに残りたいと思う気持ちがあれば、俺のそばにいたいと思う気持ちがあれば、もしかすると、或いは…」
 依田は獣じみた目ではるひを見つめると、節くれだった手を太股にあてがった。もはや、依田の意図は明白であったが、はるひにはどうしても強く拒絶できなかった。
 今、ここで嫌悪を露わにすれば、もはやBクラスに残ることは絶望的であろう。そうすれば、一体どのようにして母親に顔向けができるのか。
 逡巡するはるひを見て依田は無遠慮に太股をまさぐった。ねちねちと脂ぎった中年男の手で触られ、はるひは嫌悪に鳥肌が立つようであった。しかし、依田はそんなはるひの耳元で、生臭い息を吐きながら囁いた。
「Cクラスに転落したら、ママに叱られるんだろう?」
 一瞬、はるひの脳裏に、厳格で教育熱心な母の顔がよぎった。
「………あっ!!」
 次の瞬間、はるひは小さな悲鳴を上げた。依田のごつごつとした手が、スカートの中に潜り込んできたのだ。
「あ、…、あぅ…、や、やめてください」
 はるひは反射的に依田の手を掴むが、依田はかまわずに手を潜り込ませていく。はるひの小さな肩を抱き寄せ、指を蠢かせる依田。
「静かにしていれば良い気持ちにさせてやる。はるひは自分で此処を弄った事はあるのか?」
 依田はそう言うと、コットンの生下着の上から少女の柔らかな秘部を弄んだ。みちみちと肉の詰まったクロッチ部分を、硬い芋虫のような指が揉み回す。
「そんな、……、あんっぅ、…こと、…した事無い…、ひあっ!!」
 頬を羞恥に染め、はるひは身体を小刻みに揺らす。依田はそんなはるひの反応を楽しみながら、更に言葉を続けた。
「先生は、嘘は嫌いだな。その年でオナニーをしていないなんて、そんな筈があるものか。さあ、言ってみろ。はるひは週にどのくらいオナニーをしているんだ?」
「あ、…、あ、あ、…そ、そんなはず、…かしい事、言えません」
 眉根を寄せ、頭を振るはるひ。
「言えないという事は、オナニーをしたことがあるんだな?さあ、言ってみろ。先生は生徒のことを何でも知っておく必要があるんだ」
 依田はわけの分からない理屈を持ち出すが、依田の指に翻弄されているはるひにはそれが変だという判断もできなかった。


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