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変態学園の日常
【学園物 官能小説】

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第4話 29番日誌C-3

 ――5月○日 曇り ――


 3限途中に放送が入って驚いた。 今から思うと、あれは『避難訓練』だったと思う。 

『緊急放送。 ただいま各教室で火災発生。 授業はすべて停止せよ』

 うろ覚えだけど、出だしはこんな感じだった。 もちろん私達の教室に火の気はない。
 それでもって、

『殿方が校外へ避難確認後、速やかに全生徒は校舎外へ退去』

 みたいなことを淡々を言われた。 3限の担当は12号教官。 私たちに有無をいわせず廊下に並ばせた。 始まったのは『人間ホース』といって、1番さんが最寄りのトイレに走り、便座に顔をつけて水を呑みます。 催したところで2番さんの口に跨り、オシッコをする。 2番さんは全部飲み干し、今度は3番さんの口にオシッコ。 3番さんは4番さんに、4番さんは5番さんに――という具合にクラス全員の口とオマンコを連結して水を運ぶ作業です。 最後の35番さんは、火元或はやってくる火を防ぎたい場所に放尿する。 
 
 ツッコミどころが多すぎだ。 28番さんのオマンコで顔を抑えつけられ、舌を窄めて膀胱に口づけして、30番さんにオマンコを舐めて貰いながら笑っちゃった。 消火器もスプリンクラーも、学園にはついている。 今更私達が火を消す必然はあるんだろうか? だいたい、火を消すなら消すで、バケツリレーならまだしも『人間ホース』って……火に向かって思いきりオシッコを飛ばして、それで消させる意味が分からない。 全員で火元にいってオシッコする方がよっぽど効果的だ。 1番さんが呑んだ水分が私達の体内を通って35番さんの膀胱に収まるまで、どれだけの時間がかかると思ってるんだろう。 そもそも、殿方が逃げるまでの時間稼ぎって、どうなんだろうか? 私達だって、牝である前に人間なのに……いや、違うかな、人間である前に牝なのかな……どっちにしても、火事になってるのに私たちは逃げたらダメな時点で、この学園は終わってる。

 でも、そんなことは口に出せない。 教官の指示に従って、私たちは一生懸命オシッコを呑んで、次の人の口に向けて飲みやすく勢いを押さえたオシッコをした。 股間に張り付く舌の温もりがくすぐったかった。 こうして校舎への火の回りを遅くするため、ひいては殿方が逃げる時間を稼ぐため、私達は火を消す作業に30分ほど勤しんだわけです。

 そうするうちにまた放送がかかって、学園生徒は所定の経路を通ってグラウンドに退避、ということになった。 教官がいったのは、慌てず静かに平常心を保って行動しなさい、ってこと。 てっきり教官について移動開始するのかと思ったら、そんなことはなかった。 まず『落ち着くために一度マスターベーションをしろ』で、みんなオシッコくさい息で喘ぎながら、イッた。 そしたら『喘ぎすぎで落ち着きがない。 もう一度静かにマスターベーションしなさい』といわれて、しょうがないから声を殺して絶頂した。 で、ようやく逃げだせると思ったら、『平常心を保つために、前の生徒をクンニしながら進め。 煙に巻かれないよう這え』って……滅茶苦茶も度が過ぎると腹が立たない。 先頭を歩く教官について、みんな四つん這いでついていった。 後ろの人が舐めやすいように足を八の字に広げ、腰を浮かせる。 後ろの人は舌をつきだし、とにかくペロペロと上下に舌を這わせながら、やっぱり足を広げて腰をつきだす。 先頭の1番さんは、心持ち腰を屈めた教官の膣を舐めるべく、懸命に顔をあげて舌を伸ばしていた。 (あ、ちなみに私たちは這ってましたけど、教官は普通に歩いてました)
 
 そうしてグラウンドの中央に這って行って、他のクラスが全部揃うまで『お互いを落ち着けるため』の名目で、2人1組になって『69』でオマンコを舐めっこさせられた。 緊張感を保つために絶頂手前を維持するよう指示が出て、何が何だか分からないけど、言う通りにする。 ところがどこにも火の手があがっていないから、ここで初めて、自分達が避難訓練をしていることに気づいた。

 全クラスが校舎から出てくるまで、40分くらいかかったと思う。 本当の火事だったら、40分も落ち着いて逃げる時間があるんだろうか、なんて釈然としない気持ちを片隅に抱いて、私達は教室に戻った。 


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