貸し与えられる真奈美-1
【D貸し与えられる真奈美】
少年に淫らな姿を見られた真奈美は、公園から撤収し、なんとかマンションの下にある喫茶店に辿り着いた。
店には他の客はもとより矢野も居らず、席には智子だけが座っていた。真奈美は優雅にコーヒーを飲んでいた智子の前に立った。何かを言われていたのか、女性店員はスカートの上から股間を押さえた女の姿を見て、少し顔をしかめて店の奥に姿を消した。
真奈美は智子の前に立つと、顔を赤くしながら、予め矢野に指示されたどおりに、短いスカートを捲り上げた。
「やだぁ、この女の人、パンツ穿いてないわぁ」
白々しく言った智子の手にはスマートフォンが握られていて、バカな女が股間を押さえながら店に入り、目の前でスカートを捲り上げるところを録画モードで記録してるはずだった。
「まぁ、なんて人なの!変なところにスマホを挟んでるわ」
智子は真奈美の割れ目に挟まれたスマートフォンを確認すると、股間から顔に向かって舐めるようにレンズを動かした。
「この変態女はどんな顔してるんでしょうねぇ」
堪えきれなくなった真奈美は顔を背けたが、智子の咳払いで、自分の顔が写るように、直ぐに顔をレンズの方に向け直した。
「あら意外!おとなしそうな人ね。あなたのお名前は?パンツ脱いで何してるの?」
「あ、あたしは…、に、肉便器の、ま、真奈美です。お、おまんこで、モ、ンスター、ゲットしてきました…ううっ…」
情けなさのあまりに、真奈美は涙を流した。
「うふふ、肉便器の真奈美さんね。よくできました。」
卑猥な言葉を記録して満足したのか、智子は手にしたスマートフォンの録画を止めて、テーブルの上に置いた。
その画像が矢野に渡る前に奪いたかったが、もちろん、それだけでは今の状況からは逃げ出すことはできなかった。
真奈美は割れ目に挟まれたスマートフォンを掴み、智子に差し出した。
「あらあら、びっしょりね」
真奈美の愛液でびっしょり濡れているにもかかわらず、智子は気にもせずに、手慣れた様子で操作をし、画像に表示される履歴を読み上げた。
「チュンチュン3匹にコドモネズミ2匹、耳デカキツネ1匹、フナクイーン2匹、ムシムシが3匹ね。ザコモンスターばかり全部で11匹。目標に達して無いわね」
わかってはいたが、真奈美はその読み上げられた結果にガックリと肩を落とした。悔やまれるのは、少年に見られた時に逃したレアモンスターだ。あれを捕まえていれば目標に達していた。
「貸し出し決定ね。今日は違う人とおまんこさせられるよ」
さらりと、とんでもないことを言われた。しかし、それについていちいち突っかかっても仕方がないことは、もう充分理解していた。そこで真奈美は気になったことを聞いた
「と、智子さんも貸し出されたことあるの?」
「ええ」
智子は平然と肯定した。
「嫌じゃないの?」
夫以外の男に強要されるだけでも抵抗があるのに、その相手が複数になるのだ。昨日以上に落ち込みそうな真奈美は、平然と答えた智子に聞いた。
「嫌に決まってるじゃないの。でも矢野さんに言われたらやるしかないのよ」
智子は真奈美を睨みながら答えた。
平然としてはいたが、結局智子も心の中で葛藤していると感じた。少しだけ智子が憐れに思えた。
「でも、後で矢野さんに抱いて貰えると思うと我慢できるよ」
そうきっぱりと言い切った智子の言葉に、真奈美は唖然となった。その意識の違いに、真奈美は付いていけないと思った。
「今日の貸し出し先が、もう部屋に来てるよ。待たすとダメだから行こうか」
智子はコーヒー代も払わずに店を出たので、重い足取りで真奈美も後に続いた。
智子に続いて部屋に入った真奈美は、矢野と一緒に中に居た人物を見て驚いた。さっき公園で会った少年がソファに座り、ジュースを飲んでいたのだ。
「ど、どうして…」
驚きで言葉が続かなかった。
「あはは、吃驚した?」
智子は理由を知っているのか、あまり驚いてなかった。
「どういうことですか?」
「矢野さんもあたしも、まさか、目標に達しないとは思ってなかったから、貸し出し先を用意してなかったのよ。だから、急遽現地調達したってわけ」
「といっても、この子は全く知らない仲じゃない。公園での【カプGet】仲間だ」
智子の説明に矢野が付け加えた。
「あんたが変なところを見られた相手が、顔見知りの潤くんだったから、せっかくだから誘ったのよ」
「さ、誘ったってなんですか!相手は中学生なんですよ!」
幾らなんでも酷すぎた。