マンションの一室で縛られて-5
「じゃあ、あたしのスマホから送っちゃおうかな。真奈美さんのエッチな画像」
それを聞いた真奈美は、ギクリとした表情を浮かべて振り返った。
「もしかして…それにも…」
「これだけじゃないよ。矢野さんのスマホでも撮ってるしね。それにあんたが寝てる間に、スマホのアドレス情報はコピーさせてもらったよ。旦那の名前、高志だったよね。あたしのスマホにアドレス登録済みだよ」
智子は昼間の雑談の時に高志の名前を聞き出していた。そして真奈美が扉に向かう間に、登録していた高志のメールアドレスを呼び出し、卑猥な画像を添付していた。
「いやあっ!消してーっ!」
真奈美が智子に飛び掛かろうとしたが、それを察知していた智子はサッと避けた。
「おっと、あたしに触ったら、間違えて送信ボタンを押しちゃうよ。いいの?」
智子の言葉にギクリとした真奈美は動きを止めた。
「ベッドに戻りなさい」
スマートフォンの画面を今にも押しそうな手つきをして智子が促した。それでも真奈美は直ぐに動かなかった。
「へぇ〜、押していいのね。旦那がどんな顔するのが見れないのは残念だわ」
智子の指が送信ボタンに近づいた。
「待ちなさい!」
真奈美は慌てて智子を止めた。
「『待ちなさい』?」
命令口調の真奈美に、智子が眉間にシワを寄せて聞き返した。
「ま、待ってください」
真奈美は言い直した。
「戻るの?行くの?どっち?」
智子に促された真奈美は、肩を落としてベッドに戻っていった。
「さあ、次はどうするんだった?あたし、教えたよね」
とにかく真奈美に考える時間を与えないことだ。自分が受けた経験からそれを身をもって知る智子は、ベッドに座って俯く真奈美に畳み掛けた。
「押すよ!」
焦れた智子の言葉に、真奈美は慌てて応えた。
「お、おち、おちんぽを…く、ください…」
真奈美の言葉に智子はニヤリと笑った。
「矢野さん、真奈美さんが欲しがってますよ」
「そうか?そんなに欲しがってるように見えないけどな」
矢野は惚けた。
「ほら、矢野さんは遠慮深いんだから、欲しかったら自分から行かないと」
自分から進んですることに意味がある。矢野の意図を汲み取った智子は、真奈美を促した。
せめて無理矢理犯されたかった。その真奈美の希望はあっさりと崩れた。
「ほら、矢野さんを待たしたら肉便器失格だよ。さあ、早く」
失格になれればどれ程いいか。【失格】の言葉にすがりたかったが、所詮智子の言葉遊びだった。遅かれ早かれそれを受け入れることは間違いなかった。
真奈美はおずおずとベッドから降りると、矢野の正面に腰を下ろした。矢野のモノに手を伸ばし掛けたところで智子が注意を与えた。
「いただく前に、ちゃんとお声を掛けないマナー違反だよ」
何のマナーなのよ!心の中で叫んだが、それを口には出せなかった。真奈美は、改めて矢野のモノに手を伸ばしながら口を開いた。
「お、おち、おちんぽ、い、いただきます…」
正視できないまま、矢野のモノを掴むと、それには智子の愛液がベットリと着いたままだった。
気持ち悪い!
そう言って反射的に手を離そうとしたが、言うだけ無駄だとわかっていた。真奈美は目をギュッと閉じて、矢野のモノを口に含んだ。
むせ返るような愛液の芳香と、苦味を帯びた先走り液が口の中に広がった。
その瞬間を待っていたように、智子がその姿を撮影し始めた。
「あはは、自分から咥えたね。これでもう言い逃れはできないね」
智子の声にハッとなった。
確かに、さっきまでの画像ならば、もしかした、眠らされている内に撮られたと言えば、信じてもらえたかもしれない。しかし、自分からそれを口に含む姿はもう言い逃れの余地はなかった。
真奈美は自分の浅はかさと屈辱で、涙を流しながらそれを咥えたまま、顔を前後に動かし始めた。
「うふふ、上手じゃないの。あら?矢野さんの大きさに感激して泣いてるのね」
智子の戯れ言は無視しようと思ったが、口の中で存在感を示す矢野のそれを無視することなどできなかった。
夫よりも一回り大きいだけじゃなかった。唇に掛かるカリと棹の落差、それに夫とは別次元の反り返り、これが自分の中を擦ると思うと、自分がどうにかなるんじゃないかと真奈美は怖くなっていた。
一方それとは別に、真奈美の牝の部分が、いきり起った雄の勢いに反応して、さっきから疼いて仕方がなかった。智子のセックスの時も堪えていた真奈美は、その部分を弄りたくておかしくなりそうだった。