38.オナニー自己紹介-2
「……ここに来る前はどうしてたんですか?」
「あたしは『ギア』だった」
「ギア……? ギアって……車とかの『ギア』のこと?」
「うんそう。 おまんことアナルにバーが刺さってて、深く刺されたり、抜かれたりするわけ。 で、深さでもって回転数を判断して、クラッチを入れながら『ギア』を変えるんだ。 クラッチペダルは口に咥えさせられてたんだけど、これが重いのなんのって……毎日顎がクタクタだよ」
「た、大変そうですね……」
「まぁね。 エンジンのすぐ上に押し込まれてたから、温度もそれなりだし。 姿勢を崩してエンジンに触っちゃった日は大火傷だよね。 それに、一日中振動がすごくてやってらんなかったなぁ……ま、1ヶ月で慣れたけど。 そっちはどんなことしてたの?」
「あたしはお風呂の水張りをしてました。 まあ、如いて言えば大き目の『蛇口』ですかね」
「じ、じゃぐちぃ?」
「はい。 口からホースを呑んで、胃も腸もずーっと1本通して、お尻からホースの先っちょを出します。 で、ホースの中のお湯を、アナルからジャジャジャッて湯船にはって、お湯が減ってきたら継ぎ足すお仕事でした」
「うわぁ……聞くだけで熱そう」
「あ、でもそんな酷いお湯じゃなかったですよ? 温度はせいぜい60度くらいで、喉の辺りはあっついんですけど、お腹の中でいい塩梅に冷めてくれて、出るころにはピッタリ40℃です。 大した温度じゃないです」
「いやいや……エンジンに比べても、全然キツイと思うよ。 それに、ホース咥えてるんだったら、御飯はどうしてたの? 浣腸も出来ないよね? まさか、食事の度にホースを抜くとか、そんなわけないもんね」
「いえ、そのまさかです」
「……うそぉ」
「ウソじゃないです。 一日2食なんですけど、毎回ホースを抜いてから食事して、その時に溜まったウンチも済ませてました。 正直1日1食にして欲しかったけど、そんな我儘はできませんでしたし、毎回30分近くかけてホースを抜いて、1時間かけてホースを呑んでました」
そんな会話の隣では、指名を受けた少女がペアで自己紹介に入っている。 話題に入りかけたところをオナニーに引きずり出されたせいか、指の動きにキレがない。 それでも懸命に腰をもちあげオナる姿は、自身の恥がつまった膣を奥までおっぴろげる。 50秒かけて少量の潮をピュッと噴いた少女の自己紹介は、満点とはいかずとも、Cランクとして及第だ。
「お喋りはこの辺にして、もう少し切り替えのいる『自己紹介』にしましょう。 良いと言うまで、お互いに喧嘩しなさい。 口喧嘩じゃないですよ。 ひっぱたいて、抓って、ひっかいて、髪の毛をひっぱって……殴ったり蹴とばしたりはNGにします。 いかにも女子がやりそうな、レベルが低くてみっともない素手喧嘩(すてごろ)をお見せなさいな」
やがて当たり前のように黒縁女性が言い放った。 メチャクチャである。 さっきまで親し気に会話しておいて、次の瞬間には喧嘩しろなんて、いくら受け身なDランク少女でも承服し辛い内容だ。 とはいえ少女たちに拒否権はないわけで、仕方なく始まったのは喧嘩の真似事だった。
「さ、さっきからどこ見てんのよ」
パシン。 申し訳なさそうなビンタがとぶ。
「いっつ……! ど、どこ見ようと勝手でしょっ」
パシン。 やや力が籠った平手打ち。
「うう……い、痛いじゃないですかぁ」
パシン。 仕返しのつもりか、さっきよりもスナップが利いたビンタ。
「それはこっちの台詞だってのっ」
パシッ。 きっちり頬を張りにゆく。 真似事とはいえ何度もビンタをやり合えば、それなりに感情が籠ってくるのか、本物の喧嘩に見えなくもない。 けれど所詮は真似事の範疇にあるわけで、
「ごめんなさい……あたし調子にのっちゃってますよね」
「こ、こっちこそ、変に力はいっちゃって……。 い、痛かった?」
「……たいしたことないですけど、最後の1回は、あれは正直痛かったです」
「つ、つい勢いついちゃった。 私こそ手加減できなくてゴメン」
或る程度エスカレートしたところでクールダウン。 少女たちは所詮Dランクに縛られていて、命令には従うものの、喧嘩が出来るメンタルにはない。 そんな中で比較的ヒートアップしている少女ペアに対し、予告なしに『自己紹介』の指令が飛ぶ。 ひとたび『自己紹介』を命じられれば、ビンタの応酬もそこまでで、早速公開オナニーが始まる。 その切り替えの早さは、ある種のケジメといえなくもなく、よく躾けられたペットのよう。
こうして黒縁女性が設定する状況に合わせ、少女たちは『自己紹介』を繰り返した。 十分なオナニー休憩があったせいか、どのオナニーも制限時間1分を守り、中には15秒で絶頂を果たした強者まで現れる。 ひたすらオマンコを弄らされた日々により、少女たちは見違えるほどオナニースキルを磨いていた。
しばらくはオナニーのスピードアップと、臨機応変なオナニースタイルを特訓する。 いずれ毎回30秒以内に恥をかけるようになるだろう。 少女たちのオナニー地獄、まだまだ始まったばかりである。