３５．オナニー掃除-2
結局希美が就寝できたのは、日付が回ってから先だった。 最後に『マン子３号生』をみんなでイかせ、１０名全員が４０回のオナニー・ノルマを果たしたあとも、希美には仕事が残っている。 排泄処理、用具片付け、部屋の清掃だ。
訓練を終えた少女たちの排泄は『クリーナー少女』の担当だ。 １０人分のオシッコを呑み、ウンチを全て平らげてお腹をパンパンにさせたクリーナー少女は、おそらく希美より年配のベテランだ。 肛門を貪り吸い付く姿には、一滴も零すまいとする覚悟が滲んでいて、排便する側も気合が入る。 宿便まで、ちゅるり。 苦み走った便塊をのみほした後は、ツプリ。 つぼめた舌先でヒクつく肛門をほじり、舐める。 一欠けらも残すまいとする姿勢から、大便への誠実さが見て取れる。
最後に希美自身の排泄物を処理してもらって『クリーナー少女』はお役御免になる。 便秘気味で２日ためた便を全て処理してもらってから、希美は『クリーナー少女』の乳首に爪をたてた。 仕事が終わったことを伝える合図だ。 えづく少女の箝口具に口栓を嵌め、その場から解放する。 少女はグルグルと鳴るお腹に構わず、激しく腰をグラインドさせながら、四つん這いで部屋を出て行った。 少しでも消化を良くするため、ああやってお腹の内容物を搔き回すわけだ。 この後クリーナー少女は『肥料作成所』に赴き、自分が再生産した大便を排泄する。 最寄りの『肥料作成所』までトラックに運搬してもらい、そこで排便して肥料生産に寄与するわけだが、到着までおよそ所要時間は３時間だ。 食べたもの全てを排泄するには、たった３時間の間に、食した他人の便を全て消化造便しておかなくてはならない。 少女の不自然な腰の動きは、何としても消化を促し、ウンチの再生産を促進する決意の表れだ。 なぜなら排泄し損ねた便は、とりもなおさずお腹に残り、翌日に便意となって自分自身を苛むことになるし、しかも便がお腹に残っている以上、処理できる便の量も減ってしまうからだった。
続いて黒縁女性が用意した道具類の片付けだ。 壁、椅子、机、床の彼方此方にセットされた吸盤付エボナイト棒。 少女たちのマン汁がこびりつき、饐えた薫りを放っている。 楊枝、ローター、ポルチオ、電動マッサージ機、圧式如雨露（じょうろ）、その他諸々。 楊枝やサランラップのような使い捨て用具はまだいいとして、再利用する道具は汚れを落とさなくちゃいけないため大変だ。 ローターの１つ１つ、マッサージ機のゴムプラグを、洗剤を含んだ口で頬張り、舐める。 唾液以外の一切の汚れを舐め掃除してから、濡らした布巾で拭ったところでお掃除完了。
道具の撤去といえば、『サーバー少女』の管理も忘れてはいけない。 腸越しに吸収する栄養浣腸２Ｌが、サーバー少女の栄養源だ。 ちなみに少女は『浣腸による液体保持』に特化するため、食事の経口投与を禁じられている。 少女にとっては肛門が口であり、蛇口であり、入口であり、出口なのだ。 歯ごたえや味覚といった一般の感覚も、Ｄランク少女にとっては高嶺の花になる。
浣腸したあとは吊るしていた壁から下ろし、動物用の檻に収納する。 体内に生じた内容物を排泄する必要がある『クリーナー』と異なって、浣腸成分は水分を含め全てが吸収されるため、『サーバー』に必要なのは逆に排泄を我慢する忍耐だけだ。 狭い場所に閉じ込めてジッとすることは、忍耐力強化の理に適っており、お腹が圧迫されて便意が増すことなどは考慮しない。 一度でも漏らせば廃棄されると知っているため、少女は２Ｌの浣腸を漏らすまいと、ぷるぷるお尻を震わせながら括約筋を締めていた。
最後に訓練室の掃除だ。 さんざっぱらイき倒したせいで、訓練室は肉の匂いが酷すぎる。 訓練生たちがオナっている間は気づかないが、誰もいなくなった伽藍洞の部屋においては、この匂いはあまりにも不自然だ。 清掃は『学園』でも多様した特殊洗剤。 オマンコ汁と混ぜることで洗浄力を増す薬液だが、今日に限っては追加でオナニーする必要はない。 なにしろ部屋中がマン汁で満ち満ちているのだから、薬液をあたりにばら撒けば一瞬でピカピカの無臭になる。 机や椅子は、薬液を縫った希美の肌で擦ればいい。 こびりついたオマンコ汁が、適度に洗浄力を高めてくれる。 ラバースーツを脱ぎ、全裸になって薬液を纏った希美は、まるでローションに浸った泡姫だ。 そのまま部屋中をカーリングのように匍匐して回り、都合１時間かけて掃除を終えたのだった。
希美のマンズリ地獄、まだまだ始まったばかりである。