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尚代 第三話
【熟女/人妻 官能小説】

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逆転-2

「おい、もう一度挿れるぞ」
 男は二度目の挿入のために、身体を起こした。
「ええっ……いいわ」
 いつのまに夏純は素直になったのか、両腿を引き上げ、脚を大きく左右に開いて、無言で男の挿入を待っている。
 自ら男を迎える恥ずかしい姿勢を、自然にとっていた。
 隠すべきところが、完全にあからさまになっていた。盛り上った女の丘にひそむ淫蜜に満ちた妖しい泉が丸見えだった。その泉を囲む花びらは、生々しく開閉をしていた。
 夏純の肌の色が白いだけに、男を迎え入れる部分の色素の濃さが目立った。ことに、肉厚な花びらは、黒ずみが深く、人妻として、母としての貫禄があった。
 秘裂の真ん中の肉壺の奥が、底のほうまで露わになっていた。
 その下に暗褐色のアナルが、ぴっちりと固く緊まっているのが見えた。
「ねえ……」
 夏純は腰を揺すって、悩殺的な媚態を男に示していた。秘められた二つの前後の部分が、ゆっくりと淫猥にうごめいている。白い腹がすでに激しい喘ぎを見せている。
「奥さんの身体は子供を生んだとはとても見えないぜ。……オッパイは張りがあるし、マンコもよく締まるし……」
「そんな、恥ずかしいこと。……いやぁ……」
「恥ずかしいのはこっちだぜ。……なぁ、ポッテリしたピンクの尖りが、恥ずかしげにそっと顔を出してるし、肉壺は、蜂が吸ってくれるのを待ちこがれるように蜜をあふれさせているんだからな」
男はわざと、夏純の羞恥心をくすぐるように文学的に言った。
 開かれた秘裂はもう蜜があふれるままだった。
 間近に見る花びらは、あでやかな姿を全開にして、なまめかしくめくれ返っている。
 さらし出された大粒の真珠は濡れて恥ずかしげに露出して、おののいていた。
 部屋の中には、夏純の放つ、淫猥な香りが満ちていた。
 男は、メスに誘われるまま、まずは、とめどもない蜜の湧出を吸った。深く吸い込むたびに頬に触れている夏純の太腿が震えた。

 このとき、尚代の両脚のロープはすっかり解けていた。しかし、男にさとられないように、寝たふりを続けている。
(もう少しよ。……お姉ちゃん、待ってて……)

「よし、二回戦だ。だめ押しの種付けだぜ。……二週間後が楽しみだね。なぁ、奥さんよぉ」
「いやぁ……できたら、ほんとにどうしよう。……ああっ、いいのぉ」

 目を閉じた尚代にも、男が挿入したことがわかった。あられもない声が尚代の耳に飛び込んだきた。
 そっと、目を開けると、男の尻がこちらを向いていた。後背位で挿入していた。
(よし、今度こそ……)
 尚代はどのタイミングで、どのように男に反撃するかを必死で考えていた。

 男は、ガシガシという激しい勢いで夏純の肉壺に屹立を打ち付けている。一回目の放出したものが、屹立のエラで掻き出されて泡だって、ダラダラと尻を伝って垂れていた。
 夏純の反応は一度目ほど激しくないが、それでも、尚代が目を閉じ、耳を塞ぎたくなるほどの痴態を演じていた。
「あうん。いいいっ……良いのぉ……もっと突いてぇ……ねぇ、奥まで……そう……」
 男が深く大きく律動している。
 ハアァ、ハアァと男もさすがに昨夜からの連続で息が切れてきているようだった。
「いいのよぉ。……もっとぉ……もっとぉ……出しちゃ、だめよぉ……いいっ……逝くぅ」
 夏純が絶頂を告げる。
 何度もアクメを迎えているのに、毎回必ずと言って良いほど、同じパターンで、同じ姿勢で絶頂を迎えている。

(女って不思議ね。……なんなのかしら)
 夏純が熱く燃えて男を求めている姿をみて、尚代は自分が冷静になっているのに気がついた。
(よし、失敗できないわ……いいこと)
 尚代は全身が自由に動けることを、ひとつひとつ再確認して、そのときを待った。



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