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《幼虐〜姉妹姦獄》
【鬼畜 官能小説】

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〈崩壊〉-3

『……なんてね?そんなの亜季ちゃん嫌だもんね?…クククッ』


凄んでみせた直後、こんどは態度を豹変させて優しい言葉を投げ掛け、そして頭をクリクリと撫で始めた……この情緒の不安定さは亜季の恐怖心を嫌が応にも強くさせ、機嫌すら損なわせてはいけないとの思いを抱く以外になくなった……。


『ククク…さあ、お兄ちゃんに感謝の言葉を言おうか?』


ギャグのベルトは緩められ、亜季は久しぶりに言葉の自由を取り戻した。
いや、それは自由などではなく、意思の表現すら強制されてしまう言葉の支配の始まりに過ぎない……。


『今からお兄ちゃんが言う言葉、ちゃんと聞いてしっかり話すんだよ?「愛お姉ちゃんの代わりに、やあたんを生け贄に選んでくれて、お兄ちゃんありがとうございます」……クククッ…言ってごらん、亜季ちゃん?』

「………ッ!!??」


例え血の繋がりはなくても、亜季は本心から彩子を二人目の姉だと想っている。


言えない。
言える訳がない。


いってみれば、自分たち姉妹がこんな事態に陥らなければ、彩子までもが巻き込まれる事は無かったと言えるし、つまり彩子は“とばっちり”を受けたと言っても過言ではない。






(亜季ちゃんに……亜季ちゃんにこんな酷いコト……ひ…酷いコトさせるなんて……)


彩子は、自分が愛の身代わりでも何でもないと分かっている。
見るからにヲタクな男が亜季の無垢な心を弄び、虐めて笑い者にしているだけだと……。


『どうしたの亜季ちゃん、早くお兄ちゃんに感謝の言葉を言いなさい?……言えないのかよ、亜季い…!』

(やめてえぇぇッ!なんでそんな…ッ!そんなコトが出来るのぉッ!?)


その男は亜季の長い髪を手綱のように扱い、理不尽に過ぎる命令に必死に背いている泣き顔を持ち上げて揺すりだす。

目の前で繰り広げられる亜季に対する“虐待”に、彩子は自分の置かれた立場すら忘れて助けに入ろうと両足を踏みしめて、前傾姿勢をとって足掻いた。



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