夏純-7
夏純は膨らんだ胸と顔をテーブルに付けて上体を支えたまま、テーブルから手を離した。そして、翳りの中に潜り込ませていった。
指先が股間を探っているうちに、自分の秘裂に突き刺さっている、硬い杭に触れた。
「どうだ、硬いだろう。……見知らぬ男を受け入れている気分はどうだ?……なぁ、自分から、おねだりしたんだもんな。……旦那以外のチンポが夏純の中に入っているんだぞ!」
ドキッとするたびに、夏純の肉壺がジュンッと締まる。締まるたびに淫蜜が溢れ、それが垂れて床に溜まりを作っている。
「ああ、言わないでぇ……そんなこと」
「さぁ、裂けるくらい拡がっているマンコを触ってみろ」
怖ず怖ずと自分の秘裂に触れてみた。花びらが薄く伸びて、男の竿に纏わり付いていた。普段離れているはずのアナルが竿のすぐそばにあった。夏純の尖りも男の竿に密着するくらいの場所にあった。
「わかっただろう。これが、ホントの男なんだぞ。……さぁ、サネを擦りながら、存分に逝ってみろ」
夏純は言われるままに、自らの尖りを両手を使って擦り始めた。
「あああん……ああっ、恥ずかしいわぁ……ああっ、動いちゃだめぇ。……ねぇ、まだよぉ。……逝っちゃうのやだぁ」
夏純はもう、自分の世界に浸っていた。高まっていくことを伝える嗄れた声が上げている。
「さあ、もっと淫らな自分をさらけ出すんだ。……よし、このほうが自分でするより、集中できるだろう」
そういって、夏純の両手を払いのけ、代わりに男の手が夏純の頂点に伸びてきた。
「あああっ……」
小さな呻きとともに顎が上がった。
男は屹立の動きを早めた。そして、右の人差し指と中指を揃えて、ベロッと舐めて唾をつけた。一方、左手の人差し指と中指で尖りの包皮を剥いた。
「いいい……それっ、いいいっ……そのままでクリいじってぇ……もう、だめえぇ」
唾の付いた二本の指は尖りの頂点で円を描くように蠢いている。
男は屹立の動きを激しくしていった。
再び、夏純はテーブルの端を両手で掴んだ。
たちまち、顎が上がって、背中もブリッジを造り始めた。
「なんだ、もう逝くのか」
「だめぇ……逝きたいのぉ。……逝くまで……やめないでぇ。……あああん、逝っちゃうぅ。……ううっ、……ううううっ、……ううううっ」
「このまま……中に出すぞ」
「ああん……だめよう……妊娠はだめぇ……主人に……いえないっ。……妊娠したなんて……いえないのよぉ……」
男は金玉を思いっきり打ち付けている。袋が勢いづいて、パツンパツンと女の秘裂を一定のリズムで叩き続けていく。それに応えるかように、夏純も尖りを精一杯硬く膨らませていた。
その硬く飛びでた突起を、男は指先で擦るように揉み込んでいった。
「ううううっ……それ、だめぇ。……もう、クリをいじらないでぇ。……逝っちゃいそう……いやぁ……逝くうぅ……ああっ」
男は玉袋に夏純の硬く立ち上がった花びらを感じた。蜜液が泥濘んだ音を激しく立てている。
スパンク音がいっそう激しくなってきた。玉袋がせりあがっていく。男の指の中でより硬く夏純の尖りが勃起していた。
「あっ……何ぃぃ……すごいぃぃ……もう、だめぇ……だめぇ」
夏純は喉の奥から吐き出す、低い声で吠えるように絶頂を男に告げた。
「ああん……逝ったぁぁ……逝ったのぉ……」
絶頂後の刺激に藻掻き苦しんでいる。テーブルに頭をつけて、身体が激しく痙攣している。背中が仰け反り、硬直した上体を大きくゆっくり揺らしながら逝っている。
「あっ、あっ……いやぁ……逝ったのぉ……ねぇ、逝ったのよう……いやぁ、変になるぅ」
夏純の絶頂に関係なく、男は一定のリズムで撃ち続ける。
夏純の股間から、潮が噴き出たのか、男の太腿にキラキラとした滴が見える・
(姉さんは一生懸命、締め付けているはずなのに……あの男は関係なく動いている。しかも激しく……)
尚代はその姿を見て、鳥肌が立っていた。
タオルケットの下では、股間の右手がいつの間にか自身の尖りを擦っていた。左手の中では乳首が勃起していた。
(姉さん、逝ったのに……あの男は逝くまでやめないのね。……これが本当のセックスなのかしら……何か変な気持ち)
「ああっ……もう、やめてぇ……変になるぅ……もう、いやぁ……だめぇ、また……また、逝っちゃうぅぅ」
夏純はたちまち二度目の頂点を迎えた。しかし、男はまだ続けている。結合した屹立に潮がまたしてもふりかかる。
「足が、びっしょりじゃないか……」
「あああっ……またぁ……うううっ、うううっ」
既に二回も続けて逝っているのに、男は尖りの上の円運動を止めようとする気配はない。
「はあ、……はあっ……もう、もう……いやぁ……うううっ、……うううっ」
「いいぞ、いいぞ。……またも締まってきた。ううっ、締まる……さあ、存分に逝けぇ」
「いやぁ、死んじゃうぅぅ……もう、だめぇぇ」
「どうした?潮は噴き納めかな?……そろそろ限界か。よしスパートするぞ」
源雄は緩慢にしていた動きを、一転早めた。
「あああ、ひいいぃぃ。……また逝っちゃう。……もうだめぇ」
ほとんど声にならなかった。
「お願いぃぃ。もうっ……だめぇ……死んじゃぅぅ……だめぇ……しないでぇ」
三度目を迎えていた。テーブルにつけた口からは白い泡が吹き出て、テーブルに垂れていた。
「あっ……うげぇぇ……」
その声を最後に、テーブルに突っ伏してしまった。
男は動きを止めて、屹立を引き抜いた。