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尚代 第二話
【SM 官能小説】

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選択-1

 両手を後ろ手に捻られて、絶望的な表情で部屋に連れ戻された尚代は、素っ裸のまま、今度はがっちりと後ろ手に白い綿ロープで縛られた。
 尚代は横座りで、ベッドの上に座っていた。
「何度も、何度も……ちくしょう、手間かけやがって……」
「もう、いいかげんにしてよ。……さっさと出て行ってよ。……もう充分でしょ」
「おとなしく、やらせてくれていれば出て行ったものを。おれの顔に傷をつけやがって……」
 男は額を押さえていた。血が流れ、顔の半分が赤くなっていた。
 チェストの引き出しから出してきたハンカチをあて、バンダナでとりあえず押さえた。ハンカチからは仄かなコロンの香りが漂ってくる。
「さて、……この落とし前をどうつけてくれるかだな」
 尚代は無言のまま、横を向いていた。
「俺の顔に傷がついたから、奥さんにも同じことをしてやるからな」
「えっ……」
「まぁ、顔は勘弁してやるが……なぁ、奥さん。……俺のチンポを迎え入れた印をよぉ、奥さんの身体に入れようって思ってんだ。……わかるか、言ってることが?」
「何言ってるのよ。……だれがあんたの言うことなんか?」
「じゃぁ、わかるように説明するか?……奥さんが選ぶんだ、好きな方を!……ひとつはピアスだ」
「ええっ?……ピアス?……じょうだんじゃないわ。……なんでピアスなんか」
「ふふふ、そう言うと思った。だから、もうひとつは……」
「お断りよ。ピアスでもなんでも……」
「断れないさ。じゃぁ、もうひとつの方だな?……それで決まりか、まぁ、それもいいか.自分で選んだんだから……」
「えっ?……ちょっと……ちょっとまってよ」
「今、準備するからな」
「ねぇ、なによ、もうひとつって?」
「聞きたいか?……タトゥーよ、タトゥー!」
「だめっ!……だめだめ、絶対だめっ!」
「じゃあ、ピアスだな。どこに穴開けるかわかってるんか?二か所だぞ」
「えっ……なんですって」
「ひとつはここよ!……ふふふ」
 男は尚代の乳房をムンズと掴んだ。
「まったく良い弾力だ。こんなすばらしいオッパイの奥さんをひとりにしておくなんて。……もったいない。……ああ、いい張り具合だ」
 タワタワと揉んでから、乳首を摘まんだ。
「まずひとつは奥さんの硬くしこってる、このふたつの乳首だな。……なに簡単さ。千枚通しで……」
「あうっ……痛いわっ」
 乳首を押し潰すように捏ねた。
「何色のピアスがこの乳輪に映えるかな?……今日は仮のものを使って、後日穴がかたまったら綺麗な物に変えてやる」
尚代は狂人を見る目で男を見ていた。
「それとな。……もうひとつは、ここよ」
 無毛の股間に手を伸ばし、横座りになっている隙間に指を差し入れた。
「いやぁ……やめてっ!」
 乳首の刺激を受けて、すでにプリプリと硬く膨らんでいる女の尖った部分を探り当てて摘まんだ。
「この偉そうに飛び出している女のサネにな」
「やめてよ。……そんなとこ」
 摘まんだ指先でギュッギュッと押し潰した。痛みに顔をしかめる尚代の表情を見て楽しんでいる。
「なぁに、結構いるんだぜ、ここにピアスしてる人」
「絶対いやよ」
「俺は男だからよくわかんねえけど、……横に刺すとさ、パンティ穿いたり、歩くときに邪魔になるんじゃないかと思ってな。奥さんには、こう、ほら、……縦にブスッと、頭から根の方にな……」
「もう、聞きたくないわ」
「聞かないのは奥さんの勝手だがな。……そして、マンコのビラビラにも穴開けてあげるのよ。……奥さんが我慢できなくなって、他の男のチンポを挿れたくなっても挿れることができないように、ここに錠前をつけてやるんだ。……見せてやろうか」
 男がバッグから取り出した。プラスチック製の小型のナンバーキーだった。
「これはよぉ、優れもんだぜ。……ナンバーキーって数字で合わせるのよ。三桁の数字で解錠できるんだけど、自分じゃ外すのは無理ってもんさ。……ほれ、見てみろ。見えるかこの小さな数字。明るいところで、目ん玉ひっつけないと見えないくらい小さいだろう。それと、数字を変えるのにはな。ボールペンの先みたいなもんでカチカチって、押すんだぜ。……へへへ、わかるか、奥さん。もし、奥さんが外そうと思ったら、お日様のでてる明るいところに出て、マンコの間に鏡入れてよ。……大股開いてさ。……挿れたい一心で震える指にボーペン持って、ナンバーが揃うまでペン先で何百回もカチカチってな。……できるわけないよな。なぜって……わかるだろ。……鍵外す時って、マンコしたくなったときだろ。奥さんのいやらしい汁で、ベトベトのヌメヌメじゃんか。手が滑ってできるわけないよな。……ははは」
「あんたって、本当に頭がおかしいんじゃないの?」
「奥さんが、俺のこと、どう思おうと勝手だが……あっ、そうそう、そのキーは防水機能付きだから、おしっこや生理の時でも安心だからな。……それと、U字の金属部分はマンコのビラビラの内側に入っているから。……どうしてもっていうときは、花びらを切り裂くしかないんだから」
「どこまでも、おかしい人だわ」
「じゃあ、ピアスが嫌なら、マンコにタトゥーだ。……こいつはサネの頭と、シッコの穴の上にある平らなところにな。……もっとも、俺は綺麗な模様は彫れないから、字かイニシャルを彫ってやろうと思ってるんだがな。……さぁ、どっちを選ぶか?」
「だめよ。……なんで、ひどいことばっかりするのよ」
「さっき言ったろう。俺の女になった印さ」
「なんで、あんたの女なのよ。一回挿れただけじゃない。バッカみたい」
「ふふふ、なんにもわかってないようだな。おれのチンポを挿れられた女はみんな、我慢できなくなるって言っただろう。奥さんだって、すでに旦那や自分の指じゃ満足できなくなってるんだよ。二三日すればわかるよ。……旦那はしばらく帰ってこないんだろう。だとすれば、沸き起こってくる性欲をどう解消するか?……」


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