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なりすました姦辱
【ファンタジー 官能小説】

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第一章 脅迫されたOL-17

「はっ……、わっ……」
 未知の感覚だった。率直に、デカい。
 このまま侵入を許せば圧倒されてしまう予感がして、汐里は魚のように唇を開閉して言葉を探していたが、
(……!)
 直前、土橋が言い放った言葉の意味が理解される方が先だった。
 生チンポ……。……生!
「いやあぁっ!!」
 弾かれたようにマットレスに身を跳ねて大声をあげた。「ちょ、っ、ゴ、ゴム! ……うそ、やぁっ……!」
 ショックのために論理性を欠いた汐里に構わず、土橋はジュプッと媚肉の間を進もうとしてくる。
「おお、生、……やっぱり、初めてはナマだよねぇ、おお……。も、もう少しで、俺、童貞卒業だよ、広瀬さんっ」
 そんな土橋の声を聞いても、圧迫感に汐里は激しくかぶりを振るだけで、何も言い返すことができなかった。
 これまで自分に避妊をせずに入ってきた男などいない。生姦を求めた男は、自分勝手な情欲のためにそんなリスクを負わせようとする身勝手さをこっぴどく責め、一気に冷めて二度と会うことはなかった。
 グブッ……。
 そんな音が聞こえるかのような圧力だった。汐里がいくら叫んでも、いくら拒絶の態度を示しても、土橋はゆっくりと亀頭を進め、ゴムで隔てられていない肉肌の感触を確かに伝えてくる。
「おほっ」
 奇声と同時に、秘門にヌルンッと滑る感覚があった。「ほら、広瀬さ、……んっ、くぅ……、先っちょ、入ったよぉ……」
 見なくても分かる。あの巨きな頭がすっぽりと埋められたのだ。
 男茎の形状を考えれば、この先は亀頭よりも細い。だが、秘洞を亀頭が進んで来れば来るほど、後続の幹が体に埋められる。
 それは道理だ。つまり、あの裏側の切れ込みから首回り、そして幹にまでベットリとこびりついていた恥垢――、アレが自分の体の内部に擦り付けられてくることになる。
「広瀬さんのアソコ、すっごく締めつけ気持ちいよぉ? やっぱり濡れてるんじゃん。チンポ、ニュルッて入ってっちゃったぁ」
「うあっ、やぁっ……、ぬ、抜いて……抜いてよぉっ!」
 ニュルなどという生易しい感覚などではなかった。
 汐里の声も虚しく、亀頭が媚肉の間を押し広げ、ズイと進んだ。突き刺された肉槍の、腹の中での存在感が尋常ではない。
 侵略者を押し返そうとするのか、拡張を待ち焦がれて早く奥に引き込もうとするのか、どちらともつかぬ蠕動を起こしている襞壁が、漸進する亀頭を搾った。
「んふっ、でも広瀬さんのオマンコの中、どんどんヌルヌルしてくる。オチンポ大好きなビッチOLさんだもんね。……すっごく締め付けてくるし」
「やだ……、抜いてぇ……」
 顔の両側に手をつかれ、土橋が覆い被さってきた。ただでさえ醜悪な上に、欲情が溶け込んだ顔が見下ろしてくる。
「うふっ、俺、オマンコの中に舌挿れしなかったよね? てことはさ、このヌルヌルって、俺のツバとかじゃなく……」
 顔を至近まで下ろしてきて口臭を漂わせ、「広瀬さんが、イヤラしいお汁漏らしちゃったってことでしょ? ねぇ?」
 必ずしも、事実を事実として認めることができるわけではない。
 汐里は鼻先に漂う吐気のしそうなニオイに耐えながら、飾った睫毛の間を細め、充血した瞳で睨み、
「そ、そんなわけないでしょっ! いい気になんないでっ」
 お前が漏らしている、情けなくも汚い先走りのせいだ。そう言い放とうとした矢先、
「んはぁんっ!」
 亀頭がもう一段階、これまでよりも進度を大きくして入ってきて遮られた。
 土橋が見守るすぐ前で、顎を上げて仰ぎ、甘ったるい嬌声を発してしまった。いけない、と制御しようとした時には遅く、張った鰓が襞を擦ると、媚壺の奥から先端に向かって熱い蜜が迸った。
「んおおっ、ひ、広瀬さん、濡れた! ぬ、濡らしたねっ、今っ!」
 土橋が浴びたばかりの蜜汁を亀頭と媚肉の間に馴染ませるように細やかに腰を揺らす。淫らな証を滴らせた瞬間を押さえられては、土橋に対して、そして自分に対しても言い逃れのしようがなかった。
(なんでっ……)
 土橋に惹かれる所など微塵もない。なのに、こいつの男茎に貫かれて蜜が滲み、濡れてしまっている。嫌悪……いや憎悪すら感じているのに。
「じゃ、じゃあ、広瀬さん、最後まで……」
 戸惑っていると、土橋が宣告した。女洞のあまりの広がりに、まだ最後まで到達していないとは、俄には信じられなかった。
 不断の努力で人並み抜きん出た曲線を描くウエストラインが、不躾な手つきでしっかりと抑えられる。土橋が腰を構えてきた。
「……! やだ、……やだっ!」
 来る……!
 察知した汐里が大声を上げるのを見計らったように、ドスンッと男茎が打ち込まれた。体の芯に響いた衝撃とともに、腹の奥まりにある神秘の室の扉を、灼熱の亀頭が強圧した。
「うおおっ! ひ、ひ、ひいぃ」


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