第一章 脅迫されたOL-15
「うわぁっ! ……うわあぁっ! いやっ……いやあぁっ……!!」
汐里はその事実を知るや軽いパニックになって、手首に血が滲んで、傷ついてもいいと言わんばかりに身を揺すって、拘束を解こうとした。
従順さも配慮も欠けた汐里を懲らしめるにはうってつけの暴虐だ。
顔面を不浄の肉棒で叩く。打った瞬間に男茎に響く肉感的な快楽もさることながら、汐里も自負する美貌を、慰みの道具のように扱われた上に、忌まわしい汚滓を肌に肌に残されてはたまったものではあるまい。その様子は、強制クンニリングスよりもずっと保彦の嗜虐を満たしてくれた。
しかしいくら保彦の冷徹な頭が制御しようとしても、憧れのアスカを前にブレーキを踏ませていた土橋の淫欲が限界を迎えた。
逃れようと身を捩っている間に、ヒップをついた姿から、膝を崩して斜めに正座をする居姿になっている。捲れたスカートから伸びた脚が誘ってきている。
「もっと、チンポでビタビタされたい?」
そう言うと汐里は涙目でふるふると首を振った。
(そんなに嫌なら、後でもう一回、いや、何度でもやってやるよ)
笑んだ保彦は、すぐに冷酷な真顔に戻すと、掴んでいた汐里の頭を思い切り後ろに投げつけた。悲鳴を上げて倒れた汐里に背を向けて跨ぐと、
「じゃパンティ、脱がすよ」
捲れたスカートの中でヘアをはみ出させて捩れた下着をパンストもろとも無造作に掴んだ。再度及んできた手に、汐里が脚を閉じ合わせようとしたのを見逃さず、「抵抗したら、また顔にチンカスつけまくるからね?」
そう言ってやると途端に抵抗が止んだ。
パンストとTバックを引き下ろす。両足から抜き取ったパンストの中で丸まったショーツを手に取ると、
「コレは、今日の記念に没収だ」
と言って部屋の隅へと投げた。
何か言いたげな汐里の気配を背後に感じたが、機先を制し、
「ほら、舐めやすいように脚を広げろ」
と命じる。
「うぅ……」
頭を跨がれて、汐里のすぐ頭上に不浄の肉幹が揺れている。上方から襲う臭いを避けようもない。
よほど顔を恥垢で穢されたのが嫌だったのだろう、そんな屈辱的な体勢にされたのに、汐里はおずおずと、もう何も覆う物が無い下肢を開いていった。
「もっとだよ、広瀬さん?」
脚の間を見下ろすと、汐里は奥歯を噛み、二の腕にも力が入っていた。体の下では血が止まるほど拳を握っていることだろう。
汐里は屈辱の呻きを殺し、膝を立てて大きく脚を開いていった。
「もっとだ」
充分開き、もう秘所は丸出しになっているのに、更なる開脚を指示すると、汐里は息を漏らしながら股関節の限界まで開いていく。
「……あーあー、こんなに開いちゃって」
「あ、あんたがっ……」
命じられるままに従ったのに揶揄された汐里は当然保彦を責めようとする。
「広瀬さん、ほら、何かちょっとプルプルしてるよ? オマンコ見られて感じちゃってきたのかなぁ?」
「っ! そんなわけないじゃないっ……」
貶してやると悪態が出るが、恥じらいと悍ましさが思わず股を少し狭めさせてくれる。
「ほら、ちゃんと開いて? 隠したら、オチンポ、お顔にスリスリしちゃうよぉ?」
顔面に向けて男茎を揺らして、少しでも近づけてやろうとすると、
「うわっ、待って!」
叫んだ汐里はすぐに全開まで脚を開き直した。
「……そうそう、閉じたらダメだからね。ナメナメしやすいようにパックリと開いとくんだよ?」
保彦は思惑通りのやりとりを終えると、手を差し伸ばして媚門の畝を広げた。秘密の構造を明るみの中で丸出しにし、
「いやぁ、はっ……!」
包皮が剥かれた雛先をネロッ、ネロッと舐め始めると、軟体が触れる度に汐里は不様に開いた下肢を痙攣させた。
愛梨にもクンニリングスを施してやったことはある。優しく愛を伝えると、恥ずかしげに脚を開いて保彦に花園を預ける。敏感な雛先を唇ではみ、舌先で突つき、吸いついてやると、慎ましさを何とか保とうとするも、火照りの吐息が聞こえてくる。そんな愛梨を見ていると、淫りがわしいというより、胸が熱く潤う愛情が保彦を包みこんでくる。
だが目の前に広がっている汐里の股間を舐める保彦は全く違った愉楽に浸っていた。舌先で雛先を突く度に、跨いだ間から聞こえてくる悔しげな声。思い切り開いて剥き出しにしてやった花弁も、まるで保彦に反駁するかのように、舐めとる度にパクパクと震えている。
「おむっ!」
愛梨との対比が欲情を促した。眼前に広がる絶景に身を躍らせるがごとく、雛先へ吸い付き、ジュルルッと殊更に音を立てて吸い付いた。複雑な凹凸一つ一つに至るまで、貪欲に味を確かめてやる。