〈制服と麻縄〉-16
『……寝てんじゃねえ!』
首謀者は愛の顎を掴んで顔を上げさせると、いきなり頬に平手を打った。
まだ御主人様の肉棒が満足していないのに、たかが浣腸くらいで失神するとは無礼にも程がある。
愛の意識は漆黒の闇から引き戻され、再び禍々しい光の中に置かれた。
『誰に断って寝てんだよぉ……そんな“マグロ”みてえな真似してっと、代わりに亜季を姦っちまうぞ?』
「………!!」
そうなのだ。
まだ亜季も囚われたままなのだ。
いったい何処まで亜季の身体が弄ばれたのかは分からないままだが、もうこれ以上は指一本触れさせたくはなかった。
『……まあ、実際さあ、亜季ちゃんのオマンコってまだ幼いじゃない?あまり連チャンで姦しちゃうと壊れちゃう可能性が高いし……だからフェラチオくらいしかさせてないんだよね。信じないかも知れないけどさ……?』
言葉の信憑性はともかく、もう二度と亜季の所にこの鬼畜達を向かわせてはならない……愛は自分自身の希望を失いながらも、妹である亜季の《希望》は棄てられなかった……。
『ヒヒヒヒ……これからオマエの糞の穴を調教してやる……今度イッたら亜季を姦るからな?』
「うッ…む……ッ!?」
どうにか意識を保っている愛の目に、小指ほどの太さがあるミミズのような物が映った……ピンク色に透き通る節くれだつ棒は、肛門調教の初手で使われるアナルバイブであった……。
『愛お姉ちゃん、自分のアナルが映ってるモニターから目を逸らしたら駄目だからね?もし逸らしたりしたら、亜季ちゃんのアナルに僕達が……プックク……ククククッ!』
「むぶッ…!?ぶぐうッ?」
『浣腸なんかでショック受けてんじゃねえよぉ……ヒヒッ…自分の糞の穴が調教されてくトコ、しっかり視てろよぉ?ヒヒヒヒッ!』
長髪男は愛の肩を抱くように腕を回すと、両手で側頭部の髪を握り締めて顔面をモニターに向けさせた。
『ほらほら、目を閉じない……そうやって目を逸らさない……プププッ…言い付けを守ってるかどうか、ずーっとこうして見ててやるからね?』
「ッ〜〜!!!」
長髪男は髪をしっかりと握り締めながら、愛の顔をジロジロと覗き込みはじめた……ピンク色の“ミミズ”が尻の割れ目を這い、それは青紫色をした菊座に狙いを定めた……思わず眉を顰めて顔を逸らそうとするが、それが亜季への凌辱の引き金となるのだ……。