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「夏の出来事 5」
【若奥さん 官能小説】

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悪戯-2

ちづるはお皿洗いを始めようと
エプロンをつけながら、
タクミの方を見ないで
独り言のように呟く。

「 なんか、 」

「 ん?」

「気を、 使わせちゃって、 
   ぁの、、」

「なぁーにー?
   聞こえない。」

「、、ありがとう って。
 言ったの。」


「、 、 、 、、。」


  まぁ あれだ

 ちづちゃんはモテるし 
   
  その割には 鈍感だし

  俺への 執着も
 足りないように感じるから

 だから

   俺に騙されて
  苛められるぐらいが


「 丁度いい。
    と、ゆー事で。」


「 ? 何か言った?」

「 なんでもなーい、、。」


タクミは、
次はちづるに
ななみのDVDを無理矢理一緒に
観る計画を立ててニヤニヤしていた。

ちづるは
そんなタクミには
気がつくはずもなくお皿洗いを
続けた。


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