第25章 仕上げ-1
第25章 仕上げ(1)
美弥、百合絵、友子、芳子の四人の女はそれぞれの方法で受胎され、胎児は順調にそれぞれの腹の中で成長していた。もっとも芳子だけは人工胎児であったのだが。
女たちには日本に別れを告げる日が近づいてきた。一度出国するともう二度とこの日本の地を踏むことは無いだろう。今まで海外に売られていった女の消息はだれひとりわからなかった。売られていく場所もひとりひとり違っていた。
いよいよ海外へ売り飛ばされる前の所長による見極めの日となった。当然女たちを買い取るバイヤーも臨席している。
バイヤーが注文した女の名前と買値を紙に書いて所長に渡して、所長が承認するとそのバイヤーのもとへ女が渡っていくことになる。所長が認めた瞬間から女は商品となるのだった。バイヤーは仕上がりに不満があると、ディスカウントを要求するのだった。
女たちはひとりずつ男たちの前に出て説明を受けていた。ステージには白いガウンを身に纏い,登場してきた。
最初は石井友子がステージの上に立った。サキが英語で身体や妊娠の程度の説明した。石井友子にはデボラという名前が付いていて、そう呼ばれた。友子は直立したままうつむき加減で立っていた。足下からもライトアップされていて、秘裂がよく観察できるようになっていた。無毛の女の丘にデボラと青黒く名前がた。彫られて
「この娘が四人の中で一番若い娘で、デボラです。ごらんのように現在妊娠七ヶ月目です。そろそろお腹が飛び出して、妊婦らしい姿です。妊娠線も何本か見えています。……はい、ゆっくりまわって」
ユキの指示によって友子はグルッと回った。横を向いてお腹が出ている様子をお客に見せた。お腹の膨らみは思ったよりも小さかったが、妊婦であることが垂れかかった乳房や着色して厚ぼったくなった秘裂からも伺えた。友子は黙ってうつむいていた。
「デボラ!足をゆっくり開いて。そう、開けるだけ開いて」
サキの指示で友子は両足を五十センチほど開いた。無毛の秘裂が観察しやすくなった。
「開いたら、少しひざを曲げて。……ほれっ、スクワット!」
友子の秘裂はこれにより開裂した。小陰唇が左右に離れたのだった。小陰唇は妊娠によってますます着色が著しくなり、花弁の周辺までがすっかり黒紫色になっていた。秘裂全体が紫色に近い茶色に沈着していて、内腿周辺まで色がついていた。
「ユキ!オッパイを持ち上げてやって」
乳房も乳暈が大きく黒ずんでいた。乳首も大きくなっていた。乳房全体がポッテリと大きくなって少し垂れていた。それを背中に回ったユキが持ち上げた。たわわな感じが直接触れなくても見ているだけでわかった。
「はい、デボラ!今度は床に寝て。そして両膝を立てて」
友子は、お客の方に女の溝が向くように、仰向けに寝て、膝をMの字に立てた。
「ユキ!両膝をゆっくり開いて見せておやり」
ユキが手を添え膝を左右に大きく拡げた。女の溝がだらしなくくつろいで口を開いていた。
「この女は、ユキによってフィスト用に十分に開発されております。膣には楽々こぶしが入ります」
ユキがゆっくりと手首を膣に入れた。音もなく沈んでいった。
「ううん。……ああっ」
友子が口を開け、掠れた声を漏らした。ユキが膣の中で、指を開いたり閉じたりしていた。
「アナルにも、手首が入るようになっています」
もう片方の手をユキがすり鉢状になったアナルに手首まで入れた。
「ああん。しないで、……恥ずかしい」
ユキが、中に溜まっていた茶色の塊を、手につかんで掻き出して見せた。
オオオッと、客席からどよめきが上がった。
「ああん。いいっ……」
友子が両膝を震わせながら呻いた。ユキが膣とアナルから両手を入れて、中で手を擦り合わせていた。秘裂の入れた手首を包み込むように淫液が沁みだしてきた。
「マッサージの効果で、クリトリスもこんなに大きくなっています。茂みも永久脱毛してあります」
ユキが両穴から手首を抜いた。グベッという品のない音を立てて抜けた。その後、マヤが開いた両腿の側にしゃがみ、友子のクリトリスの包皮をグイッと剥いて、肥大したクリトリスをさらした。すっかり感じて茶褐色になって、親指の腹ほどに膨らんでいた。
太陽の熱で焼かれた茂みは、脱毛処理がほどこされて、スベスベしていた。やけどの後は余り目立たなくなっていたが,よく見ると漢字の山と読める。
「さあ、どうぞ、ご自由に手をふれてください」
ユキが離れるのを待ちかねたように友子の周りに男たちが集まってきた。注文した男以外も女の身体に 触れることができた。
「うううん」
「この大きなクリトリスは,好き者の印ってもんだね」
早々と客の一人がクリトリスをつまんで強く引っ張っていた。そしてその大きさを確かめるようにやわやわと揉みしだいていた。
「中は洞窟だ。何でも入るぜ」
別の男は、女の溝に指を入れていた。さらに大きく垂れた乳房を根元から揉んで、乳首から白い汁をピューッと飛ばしているものもいた。
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