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続・華麗なる転身
【SM 官能小説】

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第22章 感じない女-1

第22章 感じない女(1)

 カプセルが取り出された後から日々のことを思い返すと美弥は惨めな気持ちになった。
 そして、これから自分のに身ふりかかるであろうことを想像すると、さんざん脅えなけらばならなかった。それは今までの自分の身体に加えられた悲惨なこと以上に、思わず耳を塞いでしまうくらいの内容だった。
 その結果、脅えたウサギのようになった美弥は自分のことを案じて精神的不安に襲われながら、この計画の目的、潜入ルート、人事部の中にいる謙信薬品に通じている係長の名前をすべて残らず吐いてしまっていた。
 いろいろ悩んだ挙げ句、従順に振る舞うことが一番被虐から遠ざかることができるような気がしたからだった。
 自白内容は百合絵とも一致していた。百合絵もたぶん同じような気持ちになっていたのだろう。
 これでとりあえず一連のファイル盗撮事件は解決したようだ。ファイルはライバルの手に渡る事なきをえた。そして信玄製薬にとっては、とらえた女たちの身体を自由にできるというおまけが残っていた。

 婦人科の診察台の上で美弥は今はすっかり観念していた。しかし、身体は小刻みに震えていた。これからどんなに恐ろしいことが自分の身体に施されるのかわからないが、今生きていることだけを感謝する気持ちだけになっていた。
「ふふふ。お前もこの姿勢にはすっかり慣れたって感じね。でも私は十分見飽きたわ。おや何を恐れているんだい。震えているじゃないか。……さて、今日はお前のここをきれいにしてあげるわ。まあ、美容整形ってもんね」
 マヤは美弥の下腹部をペンペンと叩きながら言った。そして美弥の曇る顔を楽しんでいた。
「いやぁ。やめて」
 マヤはベルトで留められて動けない手足を、ギシギシと軋ませていた。
「ユキが綺麗に脱毛したおかげで、作業がしやすいわ。……さて、印をつけるわよ」
 ユキから青いマーカーを受け取ったマヤは、美弥の秘裂に印を書き込んでいった。大きな皺がみえる茶色に照り輝く大陰唇の上に丸まっている小陰唇を引き伸ばして青黒い印をつけていった。本来ピンク色のはずのクリトリスの周辺とまだ左右が絡まって入り口を閉じている小陰唇の付け根も青く変色していった。
「お願い。もうしないで……」
 美弥の両足は一段と大きく開かれ、頭の近くまで足首を動かしてベルトで止められていることを再度確認した。
「いくら叫んでも気休めくらいになるけど……」
「怖いわ」
「ふふふ。さあ、上手くいくといいわね」
「あああ、もうだめなのね」
「ずいぶんしおらしくなったじゃない。ここへ来たときとはずいぶんと変わったものね。まあ変わるから女なのかもね。現実を見てそれに合わせていく。男にはできないこと。……まぁ、ある意味、情けなくなるわね。……いいわ、そのしおらしさに免じて自分で慰めてみてはどう?……たまには気がまぎれるんじゃない? もっとも一番感じるところは無くなっちゃってるけれどね」
 美弥の女の命ともいえる一番大事なクリトリスは、すでに焼けただれて無くなってしまい、触れても鈍痛を感じるだけの痕跡器官になってしまっていた。
「そうそう、せっかくだから、これを使うのは許してあげるわ。……やってみる?……気がまぎれてよ」
 マヤは黒光りする男性をかたどったバイブをとりだした。スイッチをいれると腰をくねらせるような動きをしている。そっと美弥の乳首に近づけた。
 乳首の先に触れた瞬間ビクンと身体が跳ねた。
「あん」
 自然に身体が反応していた。そこには自分の意志は無かった。
 美弥はもうどうにでもなれという気持ちと、助けて欲しいという気持ちで困惑していた。叫んでも気休めにしかならないことも、だれも助けにこないこともわかっていた。それならば一時でも恐怖から逃れることができるならと声を出した。
「お願い……使わせて下さい」
「え、なんていったの。聞こえないわ」
 マヤがバイブを反対の乳房の裾野から、頂点目指してゆっくりとすすめながら美弥の顔を見て聞いた。
 巧みなマヤの罠だった。
「お願いします。……使わせて下さい」
「どうしたいの。……だって両手が括られているじゃない」
「右手だけ緩めて下さい。それでなんとかします」
「ほほほほ……右手で何をするっていうの。はっきり言ったら使わせてあげるわ」
「……」
「黙っていたんじゃ、だめね。……さあ、切り取ろうか。始めましょう」
「挿れたいんです」
 突然轟くような声で美弥が叫んだ。とたんに涙が溢れてきた。
「怖いんです。これ以上何をされるのか。怖いんです。だから忘れたいんです」
「そう、怖いことが続いていくわよ……だから今、何がしたいのかはっきりいうんだよ」
「バ、バイブを……」
「どうしたいの」
「挿れたいんです」
「もっとはっきりとお言い……どこに、何を、どうしたいのか?」
 マヤは黙っている。
「私のマンコの中に、バイブを入れたいんです……」
「挿れるだけなら、片手は緩めなくてもいいんじゃない。私がいくらでも挿れてあげるわ」
「バイブを使って逝きたいんです。……お願い!逝かせて……お願いします」
「どうしたいのかって、さっきからきいてんだろぉ!」
「バイブをマンコの中で動かし……バイブを前後に動かして,……い、いっ、逝きたいんです。……もう……お願い……」
 最後は涙声になって、言葉にならなかった。
「十分間で逝ける?」
「……」
「どう」
「やってみます」
「逝けたら、この後は優しく手術してあげるわ」
< 第22章 感じない女(1)終わり この章つづく >


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