17.おっぱい卒業試験-1
女医と入れ替わりで、みさきが部屋に現れた。 『卒業おっぱい試験』を受けることは、廊下できいていたという。 こんなチャンスは千載一遇だ。 これを逃せば二度とないだろう。 ここでのおっぱい地獄から抜け出せるかと思うだけで、朋美は緊張で歯の根が合わない。
女医から『準備をしておくこと』と言われたが、何をどうしていいものやら。 朋美はとりあえず『乳首オナニー』『長距離射乳』『絶頂射乳』『万力搾乳』といった比較的楽なトレーニングでおっぱい全体を暖める。 朋美なりの『ウォーミングアップおっぱい』だ。
やがておっぱいがいい感じに張り、お乳が乳肉の中でたぷたぷ波うつのが体感できるようになった時分。 みさきは朋美を『卒業おっぱい試験』の会場へ案内する。 朋美は、診察室と小部屋以外の場所は初めてだ。 会場はやや広い会議室風の場所で、前にステージが組まれている。 客席は暗くて遠く、朋美からはよくわからない。 気配を察するところ、4、5人が朋美を眺めているように思われた。 試験内容は、もちろん朋美は知らされていない。
朋美は乳根を搾っていたリングを外されており、おっぱいは完全に自然体だ。 普通なら朋美クラスのおっぱいはだらしなく重力で垂れるのだが、大量のお乳でもって自らカンカンに膨らんだおっぱいは、ロケットのように紡錘型をキープしている。 おっぱいの中心では、これ以上ないくらい勃起した乳首が、拡張された乳管と共にピンと上を向いていた。 もっとも、おっぱい以外は厳しく拘束されている。 手は後ろ手に回してグルグル巻きにされているし、足は足枷でもって20キログラムを超える鉄球に繋がれている。 顔は鼻フック、目隠しで無様な豚顔に変形済み。 口枷がないことが辛うじて救いといえるだろう。
いつ、どのように試験が始まるのか朋美が不安に思い始めた頃、ステージ横の司会席から聞きなれた声がした。
「それでは、本年度第18回、卒業おっぱい試験をはじめます。 受験者は自己紹介をしてください〜」
のんびりした、語尾が鼻にかかる声。 朋美がもっとも長く一緒に時間を過ごした女性、みさきの声だ。 みさきがすぐ傍にいてくれる――そう思ったとき、朋美はスッと肩の力が抜けていった。
「し、失礼します! ふ、藤枝朋美っ! 大きくてはしたなくて、すぐおっぱい射精する、節操のないおっぱいです! どうか朋美のおっぱいと乳首、搾って搾って搾り抜いてください。 朋美のおっぱいが卒業できるかどうか、お確かめくださいっ」
すぐさま土下座。 おっぱいを地面に圧しつけて、横乳が脇からはみ出るまで乳肉を拡げる『おっぱい土下座』だ。 手足の拘束が厳しいからこそ、キビキビと動いてみせねばならない。
「受験者は膝立ちで待機しましょう〜。 『おっぱいチェック』に入ります。 試験官の方、受験者のおっぱいを確認してください」
朋美が指示通りに膝でたつと、すぐに大きな掌が朋美のおっぱいに触れた。
ゴリッ……ゴリゴリゴリッ!
「ひっ……!」
強烈すぎる握力に、思わず息を呑む朋美。 無言で朋美のおっぱいを捏ねる膂力たるや、搾乳環を凌駕する。 もしも『卒業おっぱい試験』でなければ、きっと情けない悲鳴をあげただろう。 けれど、ここは試験会場だ。 朋美は何としても合格し、この施設を卒業したい。
「お、お乳房、お乳房、モミモミモミ! お乳房お乳房、モミモミモミ!」
おっぱいトレーニングの基本中の基本。 揉んでもらったらすぐ唱和、続いて、
「朋美の節操のないおっぱい、気持ちいいですっ! もっと揉んでください、朋美、変態です!」
更なるおっぱい搾りを乞う。 そんな朋美に迎合するかのように、別の手が朋美の乳首を摘まんだ。
ゴリゴリゴリゴリッ!
万力とまごうばかりの搾圧だ。 覚悟しているとはいっても、一瞬息が停まるのは避けられない。
「おっ……! おちっ、お乳首、お乳首、シコシコシコッ! お乳首お乳首、シコシコシコッ! 朋美のすぐ勃起する変態乳首、弄っていただきありがとうございますっ! 乳首、気持ちいいですっ、もっとシゴいてください、朋美は変態ですっ」
宣言する朋美の舌の根が乾かぬうちに、再びおっぱいを握りつぶされる。
ゴリゴリッ、ゴリゴリゴリッ。
「お乳房、お乳房、モミモミモミッ! お乳房お乳房、モミモミモミッ、と、朋美のおっぱい、気持ちいいです、もっと搾ってください!」
グリッ、グリグリグリッ。
またもや乳首。
「お乳首、お乳首、シコシコシコ! お乳首お乳首、シコシコシコッ! もっとシゴいてください!」
――こうして、2度、3度、4度、5度、朋美は乳房と乳首を交互に潰された。 その度に朋美は恥ずかしい台詞で迎合し、さらなる乳搾りを懇願させら――いや、自分から積極的に懇望した。 10回ほど繰り返し、朋美の喉がかすれかけたころ、ようやく朋美のおっぱいチェックが一段落したが、朋美のおっぱい、十人十色の手形が赤く残っている。