第21章 商品になるために-4
第21章 商品になるために(4)
「ふふふ、ここはどう」
「ひぃぃっ」
ついに水流がクリトリスにあたったのだ。包皮からチロッと顔を覗かせている真珠色のクリトリスが水圧でひしゃげた。
「ほらほら……ほら」
「あああぁぁ」
喘ぎ始めた友子を横目で見ながら、ユキはマヤの顔色をうかがっていた。
猫をじゃらすように、水流で遊んでいるマヤを見ているうちに、ユキはモヤモヤしたものを感じてきた。
「ほらほら、こうやって円を描くといい気持ちだろ」
「ううう。いやぁ」
友子の恥骨がゴキッと音を立てて緩んでいく。
ユキが唇を噛んで、マヤを見ている。
友子の顔が赤くなり、口がだらしなく開き始めた。クリトリスが赤く勃起して包皮を抜け出て全貌を見せていた。
「何がいやよ。こんなにビクビクさせて。……まだ男が欲しいの?……思ったよりも好き者かしらね。……一度逝かせてやろうか」
「ううう。ああん、……ああっ」
「ほら、ユキ!……見てごらん。もう硬く充血してきているわ」
ユキは友子を責めるマヤの顔をじっと見ている。マヤの目は友子に注がれていて、自分の方を見ることなく話していることにいらだった。
「ほんとですね。……マヤ様……」
「ふん、ハアハアって言いだしたわね。だらしない女だこと。……ほれ、お逝き!」
「ああ、もう、……もうぅ」
友子の身体に細かい痙攣が走り出した。両手に力が込められ、顔が真っ赤になり、仰け反り始めた。
「あぁあっ。……もう、朝からやってられないわね。……さぁ、もうお終い。お終い。……それにしても好き者ね。あれだけ、男に抱かれてきて、……また、すぐに逝くんだから。恥もプライドもないのね」
サッと友子のクリトリスから水流が外れた。
「ほうっ、……うっ。……ううぅっ、……はぁっ」
途中で中断された友子はもって行き場のない声と、身体の中からフツフツと沸き起こる痙攣を押さえるのに精一杯だった。
マヤはノズルを、ヒクヒクと収縮を続けている秘裂の真ん中の尿道口にあてがった。
突然水の音がしなくなった。
「ああぁん」
水流は尿道口を逆流し膀胱を目指した。女の弱い括約筋は水流には勝てなかった。たちどころに膀胱に達した。
「ひぃっ。……ああぁぁ。いたたたっ。……破裂する」
マヤがノズルを離すと風船のように膨らんだ膀胱から勢いよく噴水のように黄色い水を吹き上げた。
マヤはこれを繰り返した。
「ああっ……もう、いやだぁ」
結局三回も膀胱が洗浄されてしまった。続けてアヌス栓が外された。
こちらも壁に届くくらい遠くまで褐色の水柱が噴出した。
「どぉ、さっぱりして目が覚めただろう……えっ?」
マヤは友子の膣に指を入れた。
「おまえは、ここにいるユキによって調教を受けるのよ。ちょうど昨日からたっぷり男のものを受け入れているから、かなり大きくなっているわね」
そう言いながら指を三本まで増やして挿れていった。
友子の顔がゆがんだ。必死に感じないように歯を食いしばっている。
マヤはさらにもう一本増やした。
「なに、なんとか指四本くらいは入るじゃない。じゃあ調教は楽だわ。……おまえのここはもう普通の状態では使えなくなるのよ。これからユキがここを大きくしてくれるわ」
マヤが膣内を指先でかき混ぜながら話した。
「いまはねぇ。……この、フィストファックが流行っているのよ。おまえの場合、握り拳を楽々受け入れられるまでに,ユキが拡げてくれるのよ。上手くすれば足首も入るようになるわ。もちろん後ろの方もも同じようにね」
肛門にも指を入れた。
「こちらは経験がなさそうなのでちょっと大変かもね」
指を入れたまま、マヤが叫んだ。
「なるべく早く仕上げるのよ。ユキ!……いいこと……あら、どうしたの,ユキ?」
<第21章 商品になるために(4) 終わり この章つづく>