第21章 商品になるために-3
第21章 商品になるために(3)
「ふふふ。何震えているの。少しは怖くなった。でもあなた方はしばらくの間は極楽かもよ。大切にされると思うわ。たぶん男に抱かれるのも、しばらくはベッドの上だと思うわ。でもそれには条件があるのよね」
友子が食い入るような目でマヤを見ていた。
「それは、妊婦であることよ」
「ひぇぇっ。……いやよ、そんなこと」
「今、向こうでは妊婦をほしがる男が山ほどいるのよ。毎日何人でも相手させられるわ。それにいつぞや話していたように性器に割礼をされている女が多いので、まともな性器を持っているだけで十分商品価値があるようよ。……そして、誰の子供かわからない子供を生んでから、またすぐ別の男の子供を妊娠するのよね。……きっと、これを繰り返してきっと一生が終わるわ。おまえの歳ならこれから先、三十人以上は楽々生めるわね。……さあ、男たちの相手ができるように調教しておかなくちゃね」
「そんなこと。こわいわ……やめて」
「さあねぇ。文句の言えた身分かしらね。別に良いのよ。妊婦でなくて、別の道でもさ。最初からダルマっていうのもあるんだからね。……言葉の通じない外国でダルマねぇ。……さあ、どっちを選ぶのかなぁ」
「そんな……」
泣き顔の友子はしだいにまた気が遠くなっていった。
「おいっ、ユキ!……洗っておやり。大切な商品のかわいい顔がこれじゃ台無しでしょ」
ユキがホースを持ってきて温水を身体に吹き付けた。かなりの強い圧力で友子の身体を叩くように洗浄し始めた。ハンドブラシを使って男の汚れをこすり取った。
閉じた花弁にもたっぷり水をあてた。ブラシで精液を擦り落とすと、やがて花弁はゆっくりと開いて、ピンクの肉襞に暗い膣口がはっきりと見えた。
「これだけ子種を入れられたんじゃ、どんな女だって孕んじゃうわね」
マヤが驚いた。肉壺からは白濁した粘液状の塊がつぎつぎ流れ出てきた。二日分とはいえ、すごい量だった。
ついで、肛門にもホースのノズルをつっこみ温水を入れられた。一リットルくらいの水が、あっという間に直腸に入っていった。
腸内が一杯になると、友子が痛い痛いと、手足をよじらせて、身体をよじるのでわかった。
ノズルを抜くと、ちょっとしたタイムラグがあって、やはり白い固まりが浮いた茶褐色の温水に混じって、多量の塊が吹き出てきた。ユキは何度もアナルにノズルを入れて腸内を温水で洗った。
「ずいぶん、一杯溜まっているのね」
四回目の排出液からようやく透明に近くなってきた。それでも念を入れて、最後の洗浄にはアナル栓を用いて、たっぷり時間をかけた。
それでもやはり細かい茶色のカスがたくさん混じっていた。
「まだまだ溜まっていそうね。……よし。ユキ!……交代よ!……お前は汚れた床を掃除しなっ!」
マヤがいつになく冷たい言葉でユキに命じた。
悲しげな顔をしたユキは床に飛び散った汚れの清掃に取りかかった。
今度はマヤがホースを持った。
「ユキ!……おまえの入れ方が甘いのよ。いいこと!……こういう風にやるのよ」
いつになく、強い口調でユキを諭した。
マヤはノズルを調整して水圧を高めた。そして肛門にワセリンを塗って、ノズルが飲み込まれるくらい奥まで入れた。
「あっ、いたたた、……いっ、痛い」
クッ、クッと少しずつノズルを深めていった。
「ううぅ。痛い。あああぁ」
「ふふふ。もっと、奥まで突っ込むわよ。……さぁ、お腹がカンカンに張ってきたわね。妊娠するとこんな感じよ」
「ううぅぅ……苦しい」
「もう少しよ。そろそろ胃が押し上げられてくるわね」
「うう、うげぇ……うぐっ」
友子は吐き気に襲われた。ノズルが抜かれたが、すかさずアヌス栓が填められた。
「これでしばらく放っておきましょ」
「ううう、……うぐぅ」
「ユキ!ここも洗わなくちゃダメよ」
再び、ユキを叱った。
マヤは続けて膣内にホースを入れた。噴水のように水が飛び散った。激しく子宮口が叩かれた。
「あああ、痛いっ」
友子は腰を振って逃れようとしたがダメだった。マヤはブラシを入れて膣内もゴシゴシ擦った。粘膜が引っ掻かれてひどい痛みが走った。
最後にマヤはノズルの口を一番細くした。温水は太さ五ミリ位になり三メートル近くも飛んでいる。
「そして仕上げは。ここよ。……ほら、わかるでしょ」
「ああっ。……いやぁ」
マヤは尿道口を狙って水をあてていた。裂かれるようなジンジンとした痛みに大声を上げていた。
水流は尿道口から少しずつ上に動いて行った。
ついに花びらの合わせ目にある,感覚の鋭い女の尖りを目指していた。
<第21章 商品になるために(3) 終わり この章つづく>