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年下カレシ
【女性向け 官能小説】

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葵の父親-15

「小田先生、失礼します。今時間よろしいですか?」

「あぁ、東海林君。おはよう。」

「おはようございます!今日から内科に移動になった皆川ナースを連れてきました。」


そう言われて他の医師の時と同じように奈々子は前に出て挨拶した。


「小児科から移動になりました皆川です。よろしくお願いします。」


小田医師は椅子から立ち上がって、奈々子の前に立った。

どれだけのイケメンドクターなのだろうか、と思った奈々子は彼を凝視してしまう。

確かに顔のつくりが一目見て美形だとわかる。

中年だがカッコいいという言葉が当てはまっているのは認めざるを得ない。

背だって高いし、ヒョロヒョロに痩せても太ってもいない。

東海林よりも10センチは高そうだから180センチは超えているのだろう。


そう考えていると、小田医師はスッと左手を差し出してきて、奈々子に握手を求めた。

ハッと気がついたように奈々子もとっさに手を差し出すと、彼は軽く手を握って言った。


「小田です。一緒に頑張りましょう。」


爽やかな微笑みを向けられて、これは皆が騒ぐ理由がわかった。


「なんか紳士なドクターだね・・・。あんな人初めて会った。」


小田医師の部屋を出てしばらくした後、奈々子は東海林に言った。


「だろ?!あれは男でも憧れるわ〜。」

「うん。なんかわかる。」


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