12.おっぱいイジメ-3
「おっ、おっぱいを叩いていただき、あ、ありがとうございます!」
慌てて大声で叫ぶ。
「ダメ。 感謝の気持ちがこもってない」
バシィッ!
「〜〜〜ッッ」
三度、寸分違わぬ同じ場所に鞭が飛び、衝撃に押されて仰け反る朋美。 最初にできた蚯蚓腫れが太くなり、まるで一回叩かれただけのように見えるほどだ。 ヒュッと鞭で空をきる姿からして堂に入っており、みさきの鞭捌きは明らかに達人のソレだろう。
「お……お、おっぱいっ! と、朋美の大きくてだらしない、お、お乳のでないおっぱいにっ! 鞭をくださり、ありがとうございますっ」
「そうねぇ。 で、朋美さんは、鞭を貰って嬉しいのかしら」
パシパシと手元で鞭をしならせながら、みさきが尋ねる。
「はい! 嬉しいです!」
「気持ちは? 気持ちいいの?」
「はいっ、き、気持ちいいですっ」
「何が気持ちいいのか、省略せずにちゃんと言いなさい」
「は、はい。 あの……朋美の大きいだけでだらしない、お乳がでなくてみっともないおっぱいを、鞭で叩いていただき、嬉しい……です。 そのぉ……うう……はしたないおっぱいを鞭で叩いていただき、き、気持ちいいです」
「鞭でぶたれて悦ぶなんて、とんだ変態さんなのねぇ」
「は、はい。 朋美、変態です。 認めます」
誘導されるがままに、朋美は自分を貶めた。 実際は悦ぶどころじゃなく、胸が火を噴くように熱く痺れる。 身体がガクガク震えるのは、痛みの衝撃を理性が抑えきれないからだ。 気を抜いたら痛みのあまり失禁しそうだけれど、それでも、せめて言葉だけでも迎合する。
「だったらもっと叩いてあげます。 嬉しいでしょう?」
「ぐすっ……う、嬉しいです。 もっと朋美の、大きいだけでだらしないおっぱいを、どうかぶってください、お願いします」
このパターンは知っている。 自分から罰を乞わなくちゃいけないシチュエーションだ。 朋美はまだ痺れが抜けない乳房を揺らしながら、みさきの言葉に従った。
「強さは? さっきと同じ?」
「うぅ……も、もっと強く……」
「声が小さいですよ」
「も、もっと強くお願いしますっ」
「了解です。 そぉらっ」
パァンッ。
「……くっ!」
今度は左乳房の側面だ。 決して痛くないわけじゃないけれど、それでも朋美は悶えることなくジッと耐える。 同じ場所を連続して叩かれるより、断然楽だ。 加えて心なしか鞭自体の勢いも弱くて、もしかしたらみさきは手加減したのではなかろうか。 朋美がちゃんと『もっと強く』と言ったご褒美に、手心を加えてくれたような、そんな気がする。
「どう? 感想は?」
「あ、ありがとうございます! 朋美の大きいだけでだらしない、お乳がでないおっぱい、き、気持ちいいです。 あのっ、も、もっと強く、もっとたくさんぶって下さい。 朋美は変態です!」
「よくできました。 でも態度がイマイチです。 本当にうれしいなら、もっとおっぱいを揺すって、身体全体で感謝の気持ちを表しましょう」
「は、はい……こ、こうでしょうか?」
横乳から脇にかけて新しく朱線を刻まれて、朋美は上下に大きくおっぱいを揺らした。 手足を拘束されているせいで、動かせるのは腰から上だけだ。 それでも反動をかさねておっぱいを揺らせば、カンカンに搾られたおっぱいの先端が、朋美の頭あたりまで跳ねる。
「んっ、ふんっ、うんっ」
「それじゃあただ不恰好に揺すっているだけです。 もっと、こう、ユサユサっていうか、プルプルさせれないんですか?」
「うう……も、申し訳ありません。 こうでしょうか……んっ、んっ、んんっ」
小刻みに胸を左右に刻みつつ、上半身をくねらせてみる。 左右の振動で乳房を振動させつつ、乳首を真下から真正面に届けるべく、反動をつけて弾ませる。 乳房を揺すれば揺するほど、縛られた乳根は苦しいけれど、鞭で嫌な場所をぶたれることを考慮すれば、乳房に構ってはいられない。
「ふんっ、んっ、んんっ」
「……ギリギリセーフですかねぇ。 もうちょっと上品なおっぱいダンスがみたいところですけど……まあ、最初はこんなところでしょう。 リクエスト通り、もっと叩いてあげます」
パァンッ。
右乳房の横乳が腫れる。
「あ、ありがとうございます! 気持ちいい、も、もっと朋美の大きいだけでだらしないおっぱいを叩いてくださいっ」
プルプル、プルプルッ。
新しく付いた痣をみさきに見せつけるように、せりだしたおっぱいを左右に振りつつ上下に揺らす。 2度の打擲で朋美は確信した。 ちゃんと正しく鞭を乞えば、みさきは適度な強さの鞭にしてくれる。 最初みたいにメチャクチャ痛い鞭を貰いたくなければ、みさきを忖度して鞭乞いを続けることが正解だ。