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【同性愛♂ 官能小説】

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good love-3



哲は画面を見つめ、再びペニスをしごき出す。

男優がそろそろ種を撒こうとしている。

上体を起こし、腰をホールドして突きまくる。
顔に余裕が無くなり、息も犬のように荒い。

春は悲鳴のような喘ぎ声で叫び、よがり狂う。

顔も知らない、画面の向こうのたくさんのオス共の性欲解消を担っている春。

奴らの空想の中で、肉棒をぶち込まれ、架空のセックスをさせられ、種を付けられる春。

春はみんなの人形で、恋人だ。

そんな春と愛し合いながらセックスする俺は、この男を憎みながら、しごく手を速める。


春、春、ハル・・・・




ー「あぁぁ嫌ぁーー!!!もういや!!やだ!早くイって!!あああーっ!!!」

髪を振り乱し、あまりにも強すぎる快楽が苦痛になるが、史上最大のオーガズムを予感し、恐れている。

もう要らない、イきたくない、そう思っても制御が利かない、この男も止められない、カメラだって、まだまだ止まらない。

みんなが見ている。

たくさんの人が、犯される自分に興奮する。

淫らにイかされる自分を見て、男がこの身体に種付けする瞬間を、今か今かと待ち望んでいる。

みんなに、頭の中で犯される。

みんなの欲望が、この男に憑依している。

哲は毎日、自分を愛してくれている・・・・






画面の中で、叫びっぱなしだった春がのけぞったまま止まる。

涙を流しながら痙攣して、声と吐息を同時に出しながら、射精の無い絶頂を迎えたようだ。

こんな春、見たこと無い。
この男のチンコに、メスとして陥落させられた瞬間だ。

春の痙攣は止まらないが、もはや声など出せず力も入らないようで、ラストスパートをかけた男にされるがままとなっている。



「ああーすげえよぉーすげえ締めてる・・・やべえよこのマンコ…あああもうチンコやべえ、あっ出る、出る、あっイクイクイク・・・・」

春の腰を力の限り引き寄せ、自分の腰もぴたりと密着させて、奥の奥に亀頭を押し付けている。

恍惚の表情で、春に種を付けている。

幸せだろう、こんなかわいいメスに、自分の子種を注ぎ込めるなんて。

誰もが羨むことをしている。

その証が春のマンコから大量に流れ落ちるのを、無能カメラマンはまた大写しにしている。

そんなとこじゃなくて、春の顔を撮ってくれよ。

あいつはほんとに、セックスのあと、いつもより更に綺麗になるんだから。




真夜中、薄明かりが漏れるリビングをそっとのぞいてみたら、哲がパソコンに向かって自分がこてんぱんに犯されている映像を観ながらしごき、ちょうど射精したところだった。

今日セックスしたあの男優と絡んだものだ。

コンドームの中で射精しながら好きだと言われて、ありがとうと答えやさしく抱きしめてやり、それじゃあ、と哲の元に帰ってきて、疲れたから何もせず、哲が用意しておいてくれたご飯すら食べず、一度哲とぎゅっと抱き合っただけで、あとはそのまま寝てしまった。





(哲くん、僕はちゃんと分かってるからね)


足音に気をつけながら寝室に戻る。

哲が居るのに、内緒で知らない男に抱かれて、愛されるところ、愛するふりをするところ。



愛しい哲。

これからも、あなたが喜ぶものをたくさん見せてあげる。


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