greedy-1
「みづきです」
「はづきです」
「はは、可愛いなあ…双子かい?」
新藤はなじみの茶屋で、いつも陰間を2・3人呼ぶ。
絶倫の遅漏なので、陰間ひとりでは保たないからだ。
「いいえ、生まれも育ちも全然違うんですよ。」
「みづき君の方が僕の2個下です。」
「似ているからって、お座敷なんかにはよく一緒に出されます。」
色白のみづきと、やや褐色のはづき。
背格好も華奢さも似ている。
どちらも猫の眼のようにきりりとしつつ、しかしどこか人懐こそうな大きな丸い眼をしていた。
人形のように愛らしい顔立ちなので、少年好きなお客にはうってつけだ。
―この方が、新藤様。
兄女郎のお仙兄さんが、気絶してもやり続けたという…。
新藤様はきれいなお仙兄さんをご所望だけど、なんせお仙兄さんは嫌がって嫌がって……
でもお金持ちで太いお客だから、分けてやるといって回されたのが僕たちだ。
お仙兄さんには、これくらいのお客がひとりやふたり減ったところで、痛くも痒くもないのだろな。
「これはお小遣いだ」
新藤が懐から生のままの金を出す。
「こんなにいっぱい」
「いけません…」
「いいから取っといて。…それじゃあ早速なんだけど、床に就こうか。ふたりとも裸になってごらん。」
みづきとはづきはチラリと目を合わせたが、いわれるがまま着物を脱いだ。
「ああ…いい身体だね。これくらいの年頃がいちばん好い。女と男の中間って感じだ…」
お仙の身体を夢想する。
いまだにお仙の穴にマラをぶち込むのを想像しては自慰に耽っているが、ふたりの身体もなかなかに美しくて素晴らしい。
ふたりを布団に寝かせると、新藤はみづきの陰部一帯を口で愛撫しながら、右手の指ではづきの穴をまさぐった。
新藤は着物を着たままで、お仙によると、自身が愛撫をされるのは好きではないということだ。
だからひたすら受け身だから、それがつらいとよくぼやいていた。
「あんっ、あっ、あっ」
「ん、んぅ…」
喘ぐ声の高さも似ていて、新藤は薄く笑った。
「ふたりとも濡れやすいんだな…可愛いよ」
穴を攻められているだけで、マラにはほとんど触れられていないのに、ふたりのものは早くも天井を向いている。
新藤は興奮する。
マラに触れずに感じる男が好きだからだ。
お仙もそうだった。
男ながらにしっかりと雌であった。
「はづきちゃん、隣でしばらく見ててくれ。全部、目を離さないで」
たまらなくなって、新藤ははづきの陰部から濡れそぼった指を一気に引き抜いた。
はづきはその感覚に驚き、思わず身を竦ませた。
「は、はい…」
返事をしたものの、いま弄られていた穴の中はうずいたまま。
しかし新藤はお構いなしで、みづきに深く口づけた。
舌を差し入れ、明らかに興奮した様子で、荒い息遣いで接吻している。
そこで新藤が褌をようやく脱ぎ捨てると、着物の奥に太くて長い立派なマラがお目見えした。
(あれがお仙兄さんを気絶させた…)
はづきの眼が釘付けになる。
遅漏というが、反応は好いのか、新藤のマラはヘソにくっつきそうなほどにいきり立っていた。
ジン…と、奥がうずく。
あれでめちゃくちゃに突かれたら…どうなっちゃうんだろ。
早くほしい、でも最初は、みづき君…。
接吻を堪能したあとは、首筋から鎖骨、そして真っ白な乳を舐る。
ゾクゾクとなりながらそれを受けるみづきの官能的な表情。
扇情的で、とても年下とは思えない。
みづきは、見られながらするのが好きだという。
でもはづきは恥ずかしくて、本当は3人でなんて苦手である。
みづきは乳首を吸われると、そこから神経でつながっているかのように、急に奥がうずいて客のマラが欲しくなる。
「ああ…新藤さん…吸われると…もう欲しくなっちゃう…」
「なんていやらしいんだ。この穴はお乳と繋がってるのかい。」
「そうなの…じんじんする…」
大胆にも、みづきは自らの指を突っ込んで、自慰を始めた。
それに応えるように、新藤も激しく吸ったり舐めたりする。
「男に乳を吸われるのが好きだなんて、なんて淫乱な子だろう。」
「あん、気持ちいい…はぅ…」
(あ…)
はづきは、腿に自分の体液が伝うのを感じた。
見ているだけなのに、身体が反応する。
「堪らない…入れるよ」
「ちょうだい、お仙兄さんみたいに気絶さして」
新藤はニヤリと笑い、優しげな態度とは裏腹に、巨大なマラをひと息にぶち込んだ。
「ぅああーーー!!」
みづきが悲鳴をあげながら仰け反るが、みづきのような淫乱には、それくらいがちょうどいいのを知っているからだ。
「アアっ!アっ!新藤さんいいよう、おっきいよ…」
眉を寄せながら、みづきは悶える。
太くて長くて堅くて熱い。
そんなものが、いま自分を屈服させようと突きまくってくる。
身体の奥に、あの堅くつやつやと張った亀頭がぶち当たるたび、脳天にまでその感覚が直撃する。