第12章 フェロモンの採取-6
第12章 フェロモンの採取(6)
「ははは、千葉さん。……おもしろいようにドンドン出てくるわ」
膣にバイブを出し入れする度に、白濁した蜜液が掻き出されてくる。膣口に添えた坂藤が手にするカップに泡立ちながら垂れ落ちて溜まっていく。もう半分近く溜まっていた。
「ああん」
両足が閉じようとして蠢き回る美弥だったが、実はクリトリスにもっと強い刺激が欲しかったのだ。
千葉は単調に包皮を使って表面を擦るばっかりだった。もっと、全体を押し潰すように、奥深い神経までの刺激が欲しかった。
「うるさく動く女だな。もっとおとなしくせんか」
背中から両腿をすくっていた足立が、疲れてついに美弥を腹の上から降ろした。
そして今度は四つん這いにした。
足立はあぐらをかいて、そそり立つ中心に美弥の頭を持ってきて。両手で頭をあぐらの中に埋め込んでいった。がっちり押さえ込まれた美弥は顔も起こせなかった。尻を高々と上げて苦しんでいる。
「うぐっぐぅぅ……」
ついに自分の逸物を美弥の口に強引に押し込んだ。思わず、腰が抜けたように尻が下がってくる。
「うぐっ、うううぅ」
顔が男の陰毛に隠れている。
「もっと喉の奥まで入れんか。男は先端が命だ。グンと含め。喉の奥で味わうんだ。……いいか」
頭を強く押しつけた。すると、再び尻を高く上げざるをえなくなる。
「そうだ。チンコを飲み込むくらいの気持ちで、ちょうどいいんだ」
「うげぇっ……おえぇぇっ……」
さきほど一度放出しているのに、硬さも太さも全く同じだった。
苦しくなり、乳房がタプタプと揺れる。それを堂前が横からむんずと掴み、肉がバラバラになるのではないかと思われるくらい激しくもみしだいている。
ヌチャヌチャという千葉の操るバイブの挿入音が部屋に響いて、淫汁が坂藤の差し出すカップの中に溜まっていく。
やがて美弥の身体にピクピクと痙攣が起こった。
「おっ、また逝くみたいだぞ。……急に穴が指を締めてきた」
「ああ、こっちもだ。……豆がカンカンになってヒクヒクしている」
「うん。オッパイの先もしこってきた」
二度目の大きな絶頂を迎えた。腹部にさざ波が走り、腰を中心に身体が小刻みに上下していた。足立の股間から呻く声が漏れ続けている。
男たちは誰しも美弥の身体に夢中になっていた。いつしか坂藤もカップを外して美弥の身体に手を伸ばしていた。カップをあてているものが誰もいなくなっていた。
それに気付いた部長があわてて部屋の隅から走ってきて、カップを秘裂にあて、溢れ出てくる蜜駅を掬っていた。カップには多量の白濁した淫液が秘裂からツツーッと垂れてドンドン貯まっていく。
「ううううぐっ……うう」
男のものを口に入れているために、はっきりと聞こえなかったが思い切りの声が上がった。
そして全身がガクガクと震えた。それと同時に口に入れていた男が放出したようだった。
美弥は激しく咽せかえっていた。
そして部長のもつカップの八分目まで淫液が貯まっていた。
<第12章 フェロモンの採取(6)おわり この章つづく>