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続・華麗なる転身
【SM 官能小説】

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第12章 フェロモンの採取-2

第12章 フェロモンの採取(2)

「お待たせいたしました。……ふふふ。……では、趣向を変更して、お望みの女の部分への責めに移ります」
 客席からは歓声が上がった。
 遅れて部屋に戻ってきた部長は一安心といった顔つきで席に着いた。
「皆様には、部屋に戻られるときに、女性が付き添ってご案内するというお話でしたが、……今宵は別室で、このハイジと一夜を共にしていただけたらと……思いますが……」
 グラスを口に運びながら、淫猥な笑みを浮かべ、声高に互いにえげつない話をするのが聞こえてくる。
「では、そのように……さて、はやる気持ちはわかりますが、お楽しみは最後にということで。……まだ宵の口、まずは存分にこの女を責めていただきます」
「皆様は、フェロモンという物質をご存じかと思います。人間にも女性を引き付けるヒト男性フェロモン、そして男性を引き付けるヒト女性フェロモンがあるのです。私は、このヒトフェロモンに大変興味があります。……しかし、ヒト女性フェロモンの研究は、男性フェロモンの研究に比べてかなり遅れています。……いったい、女性フェロモンはどこから出ているのでしょうか?……女性の汗から、口や鼻の粘膜から、皮膚の表面から、あるいは排卵期の膣からなどさまざまな報告がされていますが、私は女性器周辺からと考えております。……具体的には膣前庭……こちらの、このマンコの穴の前の部分からです」
 マヤは美弥の性器を使って、竹の鞭の穂先で叩いて見せた。
「それでは、女性はなぜ、スカートを穿くのでしょうか。……昔の日本女性はなぜ、ふんどしではなく、腰巻きなのでしょうか。もし、性器……マンコを隠したいなら、あるいは貞操を守るんなら、ズボンを穿いたり、ふんどしを締めるほうが理にかなってるではありませんか?」
 客席を見ます。
「おしっこがしやすかった!」
「月のものを始末のため……」
 声が上がります。
「ありがとうございます。……おしっこは、女性の場合は、立ってても、しゃがんでも、あるいは尻を上げて前屈みになってしても、飛び散ったり、ダラダラ垂れたりするものです。だから、バフバフしたスカートを捲るよりズボンを下げる方がはるかに楽です。……それに月のものの場合の手当は、それこそ月に一度しかないんで、ふんどしの方が……おわかりですよね」
 マヤの笑いに、客席からもつられた笑いが聞こえる。マヤは笑い顔を引き締めた。
「私は、無臭のフェロモンをスカートや腰巻きの裾から振りまくためだと考えています。……ほんのりと漂うフェロモンを嗅いだ男性は、ムラムラ、クラクラときて、……所構わず、スカートを捲り、腰巻きをはだけ……すばやく行為に及ぶことができるのです。つまり、男を逃さないよう、一瞬の間にセックスできるようにと、女性の本能から出てきた発想なのです」
 客席の男が肯いている。
「私は、女性が作り出す潮や蜜の中にフェロモンがたくさん含まれていると思っています。……マンコが蜜で潤んでくる理由は何だと思います?……」
「チンコの潤滑剤!……舐めなくていいようにっ!」
 足立が品無い答えを返す。
「確かにそうも言われていますが、濡れるのはこの辺です」
 美弥のクリトリスと膣口の間を竹の穂先で円を描いている。
「女はなぜ濡れるのか?……特に発情期の女は、好みの男を見ただけで、グジュッと濡れるんです。……それはマンコに挿れて貰うために、まずは、フェロモンを嗅がせ、男を誘い、逃がさないようにするためなんです。……それと、セックスの時に吹き出す潮には、二度目、三度目の射精をねだるためにフェロモンが含まれているのです」
「ほう……なぁるぅ……」
 足立が応える。
「それでは、まずこれから、……皆さんで、このハイジの垂れ流す蜜を採取していただきたいのです。そしてハイジが発するフェロモンをタップリ嗅いでいただいて、……朝まで、……ご奮闘願います」

<第12章 フェロモンの採取(2)おわり この章つづく>


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