8.おっぱい検診-1
初日。 乳肉ビンタ30発。 ペナルティ乳搾り30分。 反省乳搾り5時間半(申告は4時間だったが、途中で気絶したり叫んだりしたため、怠慢及び不純の過度とみなし90分追加)。
2日目。 乳肉ビンタ35発。 ペナルティ乳搾り20分。 反省乳搾り3時間。
3日目。 乳肉ビンタ30発。 ペナルティ乳搾りなし。 反省乳搾り2時間。
4日目。 乳肉ビンタ20発。 ペナルティ乳搾り10分。 反省乳搾り2時間。
5日目。 乳肉ビンタ10発。 ペナルティ乳搾り10分。 反省乳搾り1時間。
日を追うごとに、乳搾りに対する朋美の姿勢は見違えるような変化を見せていた。 よっぽど初日の『4時間半』に及ぶ搾乳が効いたのだろう。 泣叫んで、喚いて、失神して、それでも搾乳許して貰えず、延々伸びてゆく乳搾りを経験したことで、朋美は、いや、朋美のおっぱいが『従順になるしかない』こと学んでしまった。 2日目は、まだ完ぺきとはいえなかったが、5分前から準備するべき木製リングの装着も、3日目を過ぎてからは、顔を顰めることさえなしにテキパキ着けるようになった。 自分のお乳を、まるで他人のおっぱいであるかのように、無造作かつ大胆に搾り、リングに納めるようになったわけだ。 セルフ乳搾りも同様で、強く揉めば痛いわけだが、容赦なく乳首をグリグリ捏ねまわす。 掴んだ指の跡がくっきりつくことも厭わずに、『お乳房、お乳房、モミっモミっモミっ!』と高らかに宣言しながら、膨らみつつある乳房を握りしめる。 ペナルティ乳搾りは『無駄毛の処理』に手間取ることで発生していた。 線香で誤って肌に近づけすぎたり、一本一本を丁寧に処理し過ぎれば、どうしたって時間内には終わらない。 そのせいで特訓乳搾りの時間が少なくなることに対して生じるペナルティであって、乳搾りを嫌がる素振りをみせたり、乳搾りが甘い訳で課されるペナルティでは決してない。
反省は、まず『お乳が出ないこと』を深く反省し、反省乳搾りを1時間追加する。 後はその日の状況に応じた反省だ。 例えばみさきに『今日はおっぱいがいつもよりベトベトねぇ』といわれれば、反省タイムで『朋美の大きくてだらしない、ベトベトと汗ばかりかき、くっさい匂いをまき散らす、はしたなく恥ずかしいおっぱいです。 みっともないおっぱいをお見せしてしまって、心から申し訳ありません』のような具合で謝罪し、1時間のペナルティ乳搾りを追加申告する具合だ。 この数日間でもって、みさきが特に促さずとも、朋美はきちんと自分の生きているだけで恥ずかしいおっぱいを謝罪し、さらなる乳搾りを行儀よくお願いできるようになった。 ただし搾乳環による反省乳搾りは、流石に慣れることはできないようだ。 反省やペナルティ乳搾りの間はずっと眉を顰めながら耐えている。 けれど、みさきから『笑顔はどうしました?』と尋ねられた瞬間だけは、ベソをかきながらも引き攣った微笑を浮かべるようになった。 総じて、おっぱいトレーニング的にみれば、成長したといえるのだろう。
時計の針が8時5分前を指し、朋美が例によって乳搾り板に上半身を預ける。 いつもなら特訓乳搾りが始まるのだが、この日はどうも様子が違う。 部屋に現れたみさきは、ボンデージ・スーツはいつもと変わりないものの、カチューシャの代わりにナースキャップを着けていた。 ガラガラと押してきたものは、水車式搾乳機ではない。 足に小タイヤがついた『診察台』或は『分娩台』ともいえる大型の椅子だ。
「おっぱい訓練をはじめて、一週間がたちましたので、今日の午前中は『おっぱい検診』です〜」
そういいながら、朋美の乳房から木製リングを外すみさき。
「朋美さんは『おっぱい検診』、初めてでしたよね?」
「は、はい」
「とくにどうってことはないから、言われた通りにジッとしてれば、すぐ済みます。 朋美さんのおっぱいは立派だから、ちょっと時間かかるかなぁ……でもでも、2時間はかからないと思います」
朋美を椅子深くに腰かけさせ、両足を拡げて手摺(てすり)を跨がせる。 続いて手を椅子の背もたれの後ろに回し、備えつけの手枷で拘束する。 足は足で、手摺にのせた脹脛をグルグルとバンテージされ、朋美は全く動けなくなった。 恥丘から下を御開帳し、胸を反らして乳房をたゆませた状態だ。 顔はというと、無理矢理口を開かされ、乗馬用のハミを噛まされた。
「力を抜きましょうね〜……よいしょっと」
「あむ、んむ、あんむ……」
ガッチリ歯型が喰いこむゴム製のハミなため、まともに口をきくこともできなくなった。