フレデリーケ-1
僕と寝る習慣が付いたフレデリーケと猫とは、季節を問わず、毎日僕のベッドに来た。フレデリーケが隣に寝ると、イーラのことが思い出されてならなかった。
僕は毎晩、フレデリーケの下着を下ろして、女の子の命の溝に顔をうずめた。奥の奥まで恋しさは募り、舌から指へと、広げて体を入れていった。ファンニと父親の過去を思っても、止めることはできなかった。
重なる毎晩の行為が、僕の中のフレデリーケの存在を大きくしていった。それに連れて、イーラへの思いは、懐かしさも悲しみも、少しずつ和らいでいった。形やにおいの記憶さえ、フレデリーケのものに置き換わっていった。
僕は本当にロリコンかもしれない。女を知る前に、少女であるイーラの魅力に当てられてしまったからか。たとえ恋人ができていたとしても、フレデリーケには手を出したに違いない。そして、ここを離れても、少女のいる同じような状況に置かれたなら、僕がその美に溺れない自信は全くなかった。きっと僕は、美少女を手に入れるためには、誰をも裏切るのじゃないだろうか。