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華麗なる転身
【SM 官能小説】

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第10章 始まったバリウムショー-2

第10章 始まったバリウムショー(2)

「じゃぁ、さっそく……」
 一番前に腰掛けていた主賓の足立さんがスーツの上着を脱ぎ、ワイシャツの袖をめくりながら小柄な美弥に近づいた。
 美弥の顎に手をかけ、顔を上向かせた。片手で顔を覆っている大きな蝶型のマスクを外して、放り投げた。
 短時間の内に美弥はショートヘアにカットされていた。汗と血と涙と蜜にまみれた身体もユキが丁寧に洗い、薄く化粧させられていた。
「何と……可愛いっ……おおうううっ」
 声を上げて、足立さんはそのまま顔を倒し、美弥の唇に自分の唇を重ね、舌を使って美弥の口の中を犯し始めた。
 ゴクッと美弥の喉が上下した。足立さんが美弥の口に唾液を注ぎ入れていたのだ。
「いいよ。この女……いいねぇ」
 口の端に涎を残して顔を上げて叫んだ。
「どれ、こちらは……」
 両手で飛び出した乳房をタワタワと揉んだ。
「うん……柔らかいが、張りがある……いいねぇ……おやっ、内出血してるじゃないか……可哀相に……こんないいオッパイなのに……うん、少し張ってるね?もうすぐ生理かな?……どれっ、みてやろう」
 左手で美弥の背中を抱きすくめ、閉じることのできない股間に右手を伸ばしていった。
「うううぅ」
 右手が閉じている秘唇を拡げ中を探るように淫猥に蠢めいている。見知らぬ男に女の部分を弄りまわされて思わず低く呻いていた。
「うん、……もう蜜が出ているじゃないか」
 指先を器用に使って、巻き付いている小陰唇をほぐし、中指で女の溝を上下に撫でている。やがて、秘唇の頂点で止まり、蠢かした。
「うん、うん……そうか、そうか、気持ちいいんだね。……女の尖りをこんなに膨らませちゃって……うん、いいんだよ、もっともっと硬くしていいんだよ……」
 抱きかかえながら指先で得た感想を見ている男達に伝えている。
「うううっ……うぅ」
 美弥が腰を落とし、指を避けようとしているが、所詮むなしい動作だった。指を避けるべくもなく、膝がゆっくりと崩れていく。
「マヤさん。……この娘……今晩、だめかなぁ」
「申し訳けありません。このハイジはご勘弁を。……最後に、皆様をおひとりおひとり、お部屋にご案内しますわ。よければ、そのときにでも……」
「そうか……残念だなぁ……こんな俺好みの娘は滅多にいないのに……」
 足立が残念そうな顔をした。
「マヤ君!……ちょっと、その件で……後で話を!……いいかな?」
 マヤが怪訝そうな顔をした。
 一方、足立は実に惜しいという顔で、席にもどった。
「さあ、坂藤君たちも行ってきてごらん。私が夢中になった理由がわかるから……さぁ……」
 勧められるまま、他の客達も乱暴な音を立てて椅子から立ち上がり、美弥に群がった。
「いやぁ、……あぅぅ……」
 美弥の声が男の間から聞こえてくる。
<第10章 始まったバリウムショー(2) 終わり  つづく>


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