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アダルトビデオの向こう側
【熟女/人妻 官能小説】

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8.家族-3

 拓也は香代の下着をゆっくりと足から抜いた。うっとりと目を閉じた香代は、肌をピンク色に染めてああ、と小さくため息交じりに喘いだ。
「香代」
 拓也は優しい声で仰向けになったその愛しいパートナーの名を呼び、静かに自分の身体を覆い被せた。

 木の匂いのする新居。その二階の南向きの広い部屋が二人の寝室だった。奥に二つのウォーク・イン・クローゼット。東向きの出窓と一体化した大きなベッドには天蓋がついていた。薄いピンクのレース・カーテンがその二人のプライベート空間を柔らかく包み込んでいる。

 二人のキスは静かに始まり、少しずつ熱を帯びていった。香代が拓也の背中に腕を回し、拓也が香代の頬を両手で包み込むと、顔を何度も交差させながら激しくその唇同士を重ね合わせ始めた。

 二人が口を離した時は、もう全身が汗でしっとりと湿り、息も荒くなっていた。
「拓也……嬉しい、私」
「僕もさ。今さらだけど、君とこうなることが僕の夢だった。ずっと」
「ごめんなさい、いつまでも待たせちゃって」
 拓也は首を小さく振った。
「それに、」香代は上になった拓也の顔を見つめたまま、切ない表情で続けた。「いろんな男の人が通り過ぎていった使い古しの私の身体を受け入れてくれて、ほんとにありがとう」
「あれは所詮フィクション。架空の出来事。撮影の時は僕だけがいつも君と見つめ合っていられた」
「そう。私、いろんな男の人に抱かれながら、心はいつも、ずっと貴男に抱かれてた」
「カメラ越しに抱き合ってたんだね、僕たち」
 香代は拓也の背に回した腕に力を込めた。
「拓也、来て、いつものように繋がって、私と……」
 そして香代はゆっくりと脚を開いた。

 拓也は両手で身体を支えたまま腰を浮かせ、大きく脈動しているペニスを香代の谷間にあてがった。
「入るよ、香代」
 耳元で囁き、拓也は香代の中に入り始めた。
 んんっ、と呻いて香代は顎を上げた。
「痛くない?」
 拓也が訊いた。
「全然痛くない。とっても気持ちいい、とっても。ああ……」
 はあはあと息をしながら、香代はふるふると身体を震わせ始めた。
 拓也のペニスはぬるりと香代の中に入り込み、温かく包み込まれた。
「ああ、僕もすごくいい気持ちだ。香代……」
 拓也はその唇を香代のそれに重ね合い、ゆっくりと吸った。香代は彼の背中を抱いていた腕を首に移動させて、自分に押しつけるようにしてそのキスに応えた。

 拓也の腰と香代の身体が同じように揺れ動く。そしてその動きはどんどん速く、大きくなっていった。
「香代!」
「拓也! 来て、私の中に来てっ!」

 二人の全身の汗がきらめく。

「香代、香代っ! 好きだ、君が好きだっ!」
「ああ、拓也、拓也!」

 拓也のペニス全体がぎゅっと締め付けられた。
んんっ、と呻き、拓也が身体を硬直させた瞬間、がくがくと香代の身体が大きく痙攣した。
「ああーっ!」
 香代も大きく仰け反った。

どくどくっ!

 拓也の中から熱い思いがその反射と共に何度も放出され、香代の身体の奥深くに注ぎ込まれた。


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