5.おっぱい排泄管理-2
「ほんとに……? ほ、ほんとにこのまま、床にしなくちゃいけないんですか?」
「別に、ムリにしろだなんて言ってません。 したいなら、どうぞっていう意味です。 でも、その代わり今ウンチしないんだったら、明日のお昼まで責任もって我慢してくださいね。 絶対ですよ?」
みさきは不思議そう首を傾げ、念をおした。
「搾乳中に出していいのはお乳だけ。 それ以外は絶対NGなんです。 搾乳の途中でウンチなんてしちゃうもんなら、それってものすごい事になります〜。 最低でも『乳肉ビンタ』で千発はいきますから〜、叩くこっちも手が痛くって大変なんですよぉ」
「せ、千発……って……なんですかそれ……」
朋美は二の句が告げない。 30発でオシッコを漏らしてしまった自分なら、千発の『乳肉ビンタ』でどんな風になるか想像できない。 どちらにしても、ただでさえお腹が痛くなってきている。 明日の昼まで我慢なんて出来っこない。
「だから〜、遠慮せずひりだした方がいいと思います〜」
「わ、わかりました」
朋美は覚悟を決めた。 考えてみれば、今更ウンチを見られることを恥かしがるのもおかしな話だ。 既に上半身は裸にされて、ピンコ勃ちした乳首を見られて、お漏らし姿まで晒している。 ここにウンチするところが加わったとして、どれほど意味があるだろう。 いや、意味なんてない。 朋美が勝手に恥ずかしがっているだけで、全然大したことじゃないんだきっと――そんな風に言い聞かせる。
チラリ。 ニコニコしたみさきと再度視線を合わせたとき、朋美はキッと口許を結んでいた。 力がこもった、括約筋を締めつつ気張っているときの表情だ。 朋美がふんばりはじめた気配を感じたのか、
「あ、でも出す前に少し注意しときます〜」
みさきが口を挟む。
「ウンチもオシッコも、お乳にしても、身体から出るっていうのは同じです。 なのでウンチするときは、お乳をだすつもりで、ピュッピュッと何回かに分けてひってください。 少なくとも10回以上がノルマですから〜」
この期に及んで何をいいだすかと思えば、また意味不明なことをいいだした。 10回に分ける? ウンチを? どういうこと??
「お乳を搾るみたいに、一定のリズムで、自分で自分に声掛けしながらウンチをひるのも忘れちゃダメです〜。 声掛けは『おっぱいウンチ、プリプリプリ』で、1回にしましょう。 『プリプリプリ』で1度ケツマンコを締めて、ウンチを止めてください。 小さくひりきってから、2回目のウンチですよ〜。 ウンチ中ずっと手で乳首をしごくのも大切です。 乳首からお乳を射乳するつもりで、っていうか、射乳のかわりにウンチを出すんですから、お乳を噴く気分で気張って下さい。 ピュッていう射乳の音をウンチ音で代用するくらいでないと、立派な『おっぱい星人』には程遠いですもんねぇ」
当惑する朋美に構わず、涼し気に長口上をはじめるみさき。 朋美としては、せっかく気張り始めた所に水を差され、堪ったものじゃない。 既にウンチの実はすぐそこまで来ているし、腰を落としてアナルが開きかかったウンチ座りになっていて、足もガクガク震えている。
「あ……あの! も、もうウンチでます!」
「あらあら朋美さん。 もう少し我慢できませんか〜?」
「ううっ、は、はやくウンチさせてください……!」
情けなすぎる懇願で、朋美は涙が溢れてきた。 自分がミジメなことよりも、もうウンチの我慢が限界に近付いている。
「だったらぁ、私にちゃんと『見てください』ってお願いしないと。 あと、ウンチすることは構いませんが、くっさい匂いと下品な音がするのは許してません。 もし匂いや音も出すつもりなら、ちゃんと一言ことわってからにしてください〜」
「に、匂いって……そんなのするに決まってるじゃない……いい加減にしてよもう……!」
「なにかいいました?」
「い、言ってません……! こ、ことわればいいんでしょ、ことわれば……!」
ウンチ座りのまま、朋美はキッとみさきを睨む。 すぐさま大きく口を開いた。
「と、朋美がウンチするところを見てください! 朋美のウンチは臭くて不潔な匂いと、下品ではしたない音がしまあす! どっ、どうかお許しください!!」
「まあまあ。 そういわれればしょうがないですねぇ。 じゃ、今度こそ思いっきり、どうぞ♪」
「ありがとうございます!! んっ……んふっ、んうっ、うんんん……!」
散々焦らされたせいで、すぐにでも噴出するかと思われたウンチは、逆にゆっくり肛門に届く。
ミチミチ、ミシッ、ミチュッ、ミチミチミチ……。
便塊の先端が肛門から顔を覗かせた。