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早春 〜誘惑のストッキング〜
【熟女/人妻 官能小説】

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第6話 母と息子-1

ここまで辿り着くには、ほぼ私の思い描いたシナリオ通りだったが、並ならぬ彼とのLINEのやり取りの葛藤もあった。


戻る事、ほぼ2週間前の自宅の寝室。
私は彼からLINE登録を受けると、すぐさまお礼を兼ねたあいさつの返事を返した。
ベッドの上で、行為を終えた後だったが、彼が携帯を触ってる内にと急いだ。
それでも、しばらく待っても返事は返ってこない。
彼も息子の大地と一緒に、サッカーの練習中であるのも分かっていた。
その合間に登録したのだから、半ば諦めて、行為で汚したショーツなどを履き替える事にした。
もちろんストッキングは、穴を開けたまま履くのはバツが悪く、新しいのを下した。
生憎、普段履いているベージュのストッキングは洗濯したばかりで乾いておらず、替えの方もたまたま無かった為に、仕方なく下したのは冠婚葬祭様にと買い置きした黒のストッキングだった。

私はストッキングを履きながら、彼の性癖にどう触れて行くか考えていた。
どうしても彼の性と向き合う為にも、必要不可欠な課題だった。
前日に彼から受けた行為は、私の履いているストッキングに対する性的意識なのは間違いなかった。
つまり彼との行為は、ブログの女性の様な、裸にパンストを履いたままの様なセックスで無ければ成立しない事にもなる。
到底、彼が私の様な年齢の女を愛するなど、性癖越しで無ければ考えられない話だった。
それでも構わない・・・前日の様に、彼が愛してくれるならば。
例えそれが、私の履いているストッキングに対してでも・・・・・・。


「ただいま〜」

昼も12時を回る頃、玄関先から息子の声が聞こえてきた。
サッカーの練習から帰ってきたのだろう。

「おかえりなさい。ん?・・・ちょっと匂うわよ」

私がダイニングで昼食の準備をしていると、息子はそのまま入ってきた。
すると室内は、息子の汗の体臭で充満した。

「しょうがないだろう・・・今までサッカーの練習をしてたんだから」

「それは分かってるけど、シャワーは浴びてこなかったの?」

息子の通う学校は部活動が盛んで、今の暑い時期も汗を流せるようにと考え、温水のシャワーも完備されていた。

「もう・・・練習でヘトヘトでさ、それどころじゃなかったよ」

「それは駄目よ〜・・・電車にも乗るんだから、他のお客さんにも迷惑じゃないの?。もう・・・凄い匂いよ。さあ・・・すぐシャワーを浴びてきなさい」

「え〜!・・・もうお腹ペコペコだから、後にしてよ」

「駄目よ!・・・このままだと、せっかく作ったお母さんの料理が台無しよ!」

私は息子を納得させようと、少し剣幕を立てた。

「ちぇっ・・・分かったよ」

渋々だが効果はてき面して、納得した息子は浴室へと向かおうとした。
だが、その時だった。
息子の視線にさりげなく私の足元が映り、ある異変に気づいたのだ。

「あれ?・・・母さん。今日はどこかに出掛けたの?」

「えっ?・・・どうしてそんな事を聞くの?。今日はずっと家に居たわよ」

「だって・・・黒いストッキングなんて履いてるじゃん?」

さすがに、彼の様な性癖が無い息子でも、普段は履かない黒いストッキングには違和感を覚えたのだろう。
しかも、朝方の淡い色とは明らかに違う、濃い色のストッキング。
さらに、家ではほとんどベージュが多く、他に履くとしてもグレーかブラウンの淡い色ばかりだった。

「あっ・・・こ・・これはね、さっきお昼ご飯を用意してる時に、お醤油を足元にこぼしちゃったの。もう・・・黒いのしか無いから、仕方なく履いているのよ」

理由としては正当だが、実際は朝方の行為によるもので、その後ろめたさからか、私は動揺を隠しきれなかった。

「何だ・・・そうなんだ」

息子は特に気に留める事無く、そのまま浴室へと向かった。
私はホッと胸を撫で下ろしたが、息子の事で思い出したのが彼の事。
今頃は、特に寄り道でもしなければ、彼も家路に着いてるはず。
私は少し気なり、スカートのポケットからスマホを取り出すと、彼のLINEを確認した。
すると、私の送ったメールはすでに『既読』と表示。
ならば、LINEの一つでも送る暇があるはずだ。
とりあえず私は、その時を来るのを密かに胸に秘めて、再び昼食の準備を続けた。

昼食の準備も終わり、ものの数分経った時、私はある事に気づいた。
息子が、特に着替えの準備も持たずに浴室に向かった事だ。
私は少し気になり、その確認をしようと息子の入る浴室の方へと向かった。

「ねえ大地〜!・・・着替えは持って行ってるの〜!」

私は息子に、浴室の扉越しから聞こえる様に、大きな通る様な声で訪ねた。

「良いよ〜!・・・今日着たのそのまま着るから〜!」

息子も、私と同じ様に大きな声で返してきた。
だがその言葉に、私は不満を抱いた。

「ちょっと!・・・そんなのシャワーを浴びても意味がないでしょ!。ちょっと待ってなさい!。お母さんが着替えを持ってくるから、それまでお風呂から出ちゃ駄目よ!」


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