安眠-2
それから数日後。
「ぁ、俺さぁ直美と
復活しましたー。」
朝、タクミは学校までの道を
歩いていると、途中で後ろから
健に声をかけられる。
学校の事などを話した後に
健は冗談っぽくタクミにそう
報告した。
「そっか。良かったじゃん。」
「まーね。
電話番号も消さないでいいって
事になってー。」
「電話番号?」
「こないだ言ったじゃん?
真由美の事、疑ってて、、。
そんで番号消して、みたく言われ
ちゃってー。」
「へー。」
「でも、どうにか、、ね。
出来ないじゃん?
そういうの。
真由美とは友達だしー。」
「、、、可哀想。」
「でしょー?
今回はマジきつかった。」
「 は? お前じゃないよ。
直美ちゃん、可哀想。」
「 え? 、、なんで?」
「番号ぐらい、
消してやりゃーいいじゃん。」
「 、、は?」
「そんで気が済むならさー。」
「、 、 、、、あなた、」
「 ?」
「誰?」
「、、、。」
「、、、ふふっ まぁいいや。
ちづちゃんパワーかしらねぇ。」
「、、ちづちゃん言うな。」
「ふふ、、。
なんかウケるー。
ぁーーー。
もうすぐ、、、
卒業かー。 」
「、、だね。」
2人は学校に着いた。
2人が学校に到着するのと同時に、
空から雪が降り始めた。