物語の感想-2
「、、。お茶は渡したの?」
「え? ぁーー、うん。」
「 そっか。」
「、、 、。」
「 何? なんか言いたそう。」
「 え? そうかな?」
「、、うん。」
「、、、ぁの、今度、、
飲みに行っていいかなぁ?」
「、、、、。」
「ぁっ
2人でじゃないよ?
あの写真の女の人と。
吉川さんの友達と、4人で。」
「、、、、。」
「お茶渡した時に、誘われて、、」
「、、、。 不利だゎ。 」
絶対に不利だぞ 俺のが
なんで ?
いつ くるんだ、、、
俺の 有利な時間は
「 ? フリ ? 」
「、、、行きたいの?」
「、ぇーーと、まぁ、
うーん、どっちでも」
「じゃあ行かなきゃいいじゃん。」
「っんーー、そういう訳じゃ、」
「じゃあ行けばいいじゃん。」
「、、、 いいの?」
「そう聞くって事は
行きたいんじゃん。」
「ん、そっか。 そーだね。」
「、 、、、。」
「じゃあ、、うん、 考えるね。」
「、、あの券、」
「 え?」
「縛っていい券。
100回分にしてくれたら
行っていいよ。」
「!? 〜っ
多いよ。
数えられない。」
「俺が数えてあげる。」
「、っ 」
「漏らしたら、1回分増える事に
なりました。」
「 は!?」
「だから、昨日漏らした分いれて、
あと100回ね。」
「、 、 、、そのルールは
一体どこから、、、。」
ちづるはタクミが冗談を言ってると
思い、ふっと笑おうとする。
しかし、
タクミの顔は笑っていない。
相変わらず、
何を考えているのか分からない。
タクミが言う。
「おおげさに、、
咳とかしなかったから、
男が離れちゃう事が
多かったんじゃない?」
「、、 ? せき ?」
「過去に、、、。」
「 ? ? 」
咳?
?
せき、、 って
ぁあ !
バラの 花が
王子さまの 気を引くための
「、、ふふっ
本当、そうだね。」
「、、、。」
「 、ん?
でもさ、
バラの花は咳とか、、
あと、ワガママとか言ったから
王子さまは
離れていっちゃったんじゃ、
なかったっけ?」
「それは王子さまが
小さかったから、ね。」
「ぁあ、、 んーー と?
ぁーー、、そっか。
そういう事かー。」
「、、、本当にちゃんと読んだの?
小さいから愛する事が
分からなかったって、
ちゃんと書いてあったじゃん。」
「、、、。
やっぱ難しい話だね。」
「難しくないよ。」
「難しいってー。」
「難しくない。
大人なら分かる。」
「っ、 ぅ 。」
「あ、俺の言ってる大人って、
精神年齢の話ね。」
「、 、、、。」
「精神年齢あがらないと、
あの話は理解出来ないのかもね。」
「、、一生無理そうだね、私。」
ちづるはふふっと笑った。
タクミはこれ以上自分が
何を言っても、今すぐに有利には
なれない事を悟り、
きまりの悪そうな顔をして黙った。
今日も、布団に入るとちづるは
「抱っこして」と、甘えてくる。
タクミにとって
ちづるが甘えてくる事が唯一の救いだ。
愛しいと思うと同時に、
また明日の朝になれば
2人の時間はなかったかのように
ちづるはきっと過ごすだろう。
それを予測し、想像すると
叫び出したくなるような
焦燥感にかられた。