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「夏の出来事 5」
【若奥さん 官能小説】

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梅の木-3

ちづるが言う。

「料理、、? 
    あ 。 」

 夏の? 

   怪我のお礼の カレー?

「タクミ君の時とは、、
  全然ちがうよ。」

「 え?」

「だって、、怪我して
おぶってくれたんだよ?
 普通ないでしょ? 
 おんぶって、、。ふふっ 」

「、、 まぁ ね。」

「なんか、懐かしい。
  もう冬だもんね。」

「うん。」

「ぁ、 ねぇ。
 ちょっと思ったんだけど。」

「何?」

「昨日、私、、。
 なんで縛られたんだっけ?」

「え?」

「だって、私。
卒業祝いに何かあげたいって、
言ったんだよ?」

「、、うん。」

「タクミ君、
まだ卒業してないじゃん。」

「 ぁーー。気づいた?」

「 ぇ?」

「まぁ、あれだよ。
縛られたそうに、してたからだよ。」

「 ぇ? 、、してないよ?」

「してた。」

「、、してないってば。」

「、、まぁ、いいや。」

「何が?」

「つまり、ちづちゃんはいつも、
言葉と気持ちが
合っていない人って事でー。」

「、、、なにそのまとめ。
 全然、違うよ。」

「うんうん、違うねー。」

「もー、、、。」

2人は笑った。

今日も、それぞれの1日が始まった。

タクミは、
学校からの帰り道に本屋に寄ると
星の王子さまを立ち読みした。
その本は児童書のコーナーにあり、
15分ほどで読める簡単な話だった。


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