ただいま-4
「ごめんね。
ちょっと 話した、、。」
「、、、。なんのお礼?」
「ぁ、うん。
ぁの、飲み物の、、」
「飲み物?」
「うん。
昨日、湯あたりしちゃった時、、。
鼻血は出なかったんだけど。
ボーっとしちゃって。
そしたら、吉川さんも1人でお風呂
行ってたみたいで。」
「、 、、、。」
「ロビーで休んでたら、、。
私の様子みて、冷たいタオル
もらってきてくれて。
その後、飲み物買ってくれて、 」
「っ はーーーー、、、。」
タクミは大きくため息をつく。
ちづるはつい、押し黙る。
「、 、、怒った?」
「別に。」
「、、、。」
「、、でもさぁ、 」
「 ?」
「やっぱり、、隙が多いよ。」
「え? 隙?」
「、、、 、。
怪我のお礼だって、、」
「?」
「部屋に入れるのとか、、
危険じゃん。」
「 ? ? 」
怪我のお礼で
部屋に入れる ?
?
?
あ 。
私達の?
私の 足の怪我?
「タクミ君て、 、、
危険な人なの? 」
「、 、、、。」
ちづるは少し冗談っぽく
そう言った。
タクミはそう言われて、
きまりの悪そうな顔をする。
まだ不機嫌なように見えた。
しばらく2人は沈黙する。
ちづるはタクミの様子を見ながら
話しかける。