53歳の幼なじみ-11
「なんや？」
「あのころ、近所の犬がようしとったじゃない。背中に乗って。お兄ちゃんが『冴、水汲んで来い』言うて、私がおもちゃのバケツに水一杯にして持って来たら、お兄ちゃん、犬にかけとった。ほんで、教えてくれたんよ。『交尾、言うんや、冴。人間もするんやで』って。私、帰って、かあさんに『犬が交尾しとったで。あきら兄ちゃんが水かけとった』言うたら、かあさん、えっらい剣幕で怒ったんよ。声は小さかったけどな『冴子っっ、だれに教えてもろたんや、そんな言葉っ。女の子が言うもんじゃないっ。ええかっ、今度言うたら、よその子にするけんねっ』言うて……」
「へえっ、『こうび』いうて言っただけでそんなに怒られたんか」
「そうよお〜、ほかにもいっぱいあるよぉ。女の子のあそこの呼び方とか……」
いつの間にか、冴子は片手でペ●スを握り、優しく上下に動かしている。
大きく開いて折り曲げた私の片方の足を両足ではさみつけ、股間を押し付けている。
太ももに、ヌリュッとした冴子の陰部を感じる。
冴子の口数が少なくなった。ひたすらペ●スを愛おしむようにさする。
先端からにじみ出る透明な『先走り』を指で、亀頭全体に塗り広げる。さらに陰茎全体に。
冴子は、胸の上に置いた顔の向きを変え、ペ●スの方を見続けている。
もちろん、前夜のように、私のペ●スは元気を取り戻し、反り返り、冴子の手の中でドックン、ドックンと、聞こえそうなぐらい、力強い脈を打ち続けている。
冴子がつぶやく。うわの空、のようなささやきだ。
「ああ、お兄ちゃん、愛してる。お兄ちゃんが大好きよ。すてき、お兄ちゃん。こんなに元気なのね、ほんとに愛してる」
「俺もだよ、冴子。お前が俺を愛してるの、すっごい、ようわかるよ。こ〜〜〜んなに溢れかえるぐらいおツユ出して待ってるんやもんな！！。冴子、入れてやるよ、お前ん中に。欲しいんやろっ！！？？。俺は冴子の中に入れたい。そして出したい。なっ、冴子」
私の言葉に、冴子は「うんっ、うんっ、うん」と、うなづく。
涙ぐんでいるのか、時々洟をすすりあげる。
私は言葉を続けた。
「あのな、冴子。俺たち、初めての交尾や。なっ、一つになるんは、俺と冴子が一体になるんは初めてや。だから、動物みたいに、本能に任せてやりとうない。しっかりとお互いを感じあいながら、感触を確かめ合いながら、したい。わかるか？」
「私も、おにいちゃん。初めから最後まで、ぜ〜んぶ、覚えときたい」
「そやろっ、おれもそうや。よっしゃ、おいで、冴子」
私は起き上がり、ベッド脇の壁に背を持たせかける格好で、両足を伸ばし、座った。
冴子が私の足をまたぎ、肩につかまって、ゆっくりと腰をおろす。
私は、暴れるペ●スを片手で握り、真っ直ぐ上を向かせたまま、冴子を待つ。
冴子の陰部がペ●スの先端に触れる。
「あっ、お兄ちゃん。当たった。入るん？」
「ゆっくりや、ゆっくり座ってみ！！」
「ああんっっ」
ニュルゥ〜っと、滑った。失敗だ。
「冴、俺が体、支えたる。お前がおち○ちん持って、真ん中に当たるようにして、グッと腰を落としてみ！！。ほら、あっ、そうそう、入りそうやな。あっ、いきなり奥までぜ〜んぶ、入れたらあかんぞ。わかってるか」
冴子がうなづく。