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おっぱい搾乳訓練所
【学園物 官能小説】

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1.おっぱい調教の始まり -2

 呆然とする朋美に構わず、女性の説明は続く。

「順調にいけば、そんなにかからずに出荷できるわ。 貴方もはやく『おっぱい星人』になりたいでしょう? なりたいからって、誰でもなれるわけじゃありません。 貴方は選ばれただけでもすごい幸運なんだから、そこんとこしっかり理解しなさいよ。 まあ、まだ『おっぱい星人』になれるかどうかわかんないけど……とりあえず早いに越したことはないからね、おっぱい訓練を始めるのは。 そういうわけで――」

 拉致? 監禁? 契約? 訓練? 出荷? 普段耳にすることはあっても自分と関連付けることが少ない単語の羅列に、朋美の頭では現状認識が追いつかない。 けれど、女性のにこやかな表情とは真逆の事態、つまり朋美にとって非常にまずい状況下にあることだけは確実だ。 おっぱい訓練って……正直、全く見当がつかない、分からない。

「――名前と判子、いただけるわね?」

 スッ。 それまで口許を覆っていた掌が外れた。

 藤枝朋美(ふじえだともみ)、6回生。 運動神経がちょっぴりよくて、学校の成績はパッとしなくて、それでも毎日楽しく皆勤賞な、おっぱいが大きい学生だ。 それが、いきなり椅子に縛られ、綺麗で怖い女性におでこを付き合わせて見つめられている。
 頭の中は、ただひたすらに混乱と錯綜。 視線を逸らそうにも首を含めて固定され、目を閉じようにも瞼が意志に反してパッチリ広がり、正面には肯定を強要する不気味な笑顔。

「な・ま・え・と・は・ん・こ♪」

 グイ、提供書を突きつけられる。 

「む……ムリ……」

 朋美は喉を振り絞って、ようやくそれだけを言った。
 訳が分からない書類にサインしろと言われて、はいそうですか、なんて出来るわけない。

「え? 何、聞こえないわ」

「……ムリです」

「もう一回言ってくれる?」

「だ、だから……ムリ! そんなのムリ!!」

「もう一回言ってくれる?」

「ぜったいム……あぐっ」

 否定しようとして、朋美は呻き声をだした。 朋美のおっぱいを、女性が両手で鷲掴みし、力いっぱい揉んだのだ。 いや、揉むというよりも握り潰すという方が適切かもしれない。

「もう一回、聞かせて欲しいわぁ」

「ぎゃああ! いやあああ!」

 一段と力が籠り、もう呻き声では済まない、朋美は悲鳴をあげた。 華奢な腕のどこにそんな力が隠されているのか、驚くほどすごい握力で、服越しに朋美のおっぱいが圧搾される。 ぐいんぐいん、ばいんばいん、握ったまま押し込み、左右へ捻り、上下に揺さぶりながら、

「ねえ? 契約するわよね?」

「いっ……嫌だっていってるのに……あぎぃぃぃ!」

 ギリギリギリ。 おっぱいを根元から千切るくらい、握ったまま左右に引っ張る。 

「契約するでしょう?」

「い、痛い痛い痛い痛い〜〜〜ッ」

「全く……ちょっと揉まれたくらいで大袈裟ね。 だいたい貴方、『痛い』じゃないでしょう? おっぱいを揉んでいただいたんだから、返事は『気持ち良い』『ありがとうございます』『もっと揉んでください』『あたしは変態です』に決まってます。 まだ教えてないから大目に見てあげるけど、訓練に入ってから『痛い』なんていってご覧。 女に生まれたことを後悔するわよ」

 グイグイ、ギチギチ。 乳肉にめり込んだ指を、更に奥へと捻じりながら、

「ねえ。 契約するわよね?」

 痛みに悶える朋美への労わりは皆無。 同じ質問から先に進まない。 既に朋美は半ばパニックに陥っていた。 一瞬脳裏を『契約したら、おっぱいをイジメるのを止めてもらえるかも』という楽観的観測が過る(よぎる)も、すぐさま理性が否定する。 契約は『おっぱい星人』という訳が分からないものになるための訓練を、自分の意志で受けるというものだ。 契約していない時点でこんなにおっぱいをイジメられるのだから、いわんや契約以降をや、だ。 絶対に契約したらダメだと、本能的に朋美には分かった。 ただ、それでもイエスといって楽になれるのならなんでもすると思えるくらい、おっぱいを握りつぶす女性の握力は容赦がない。

「契約する?」

「あぐうううう!」

「契約する?」

「いぎぃぃぃぃ!」

「契約するう?」

「うぎっ……あああああ〜っ!」

 不毛なやり取りがしばらく続いた。 もしかしたら助けが来るかもしれない、僅かな望みを込めて、また強すぎる痛みにやむを得ず、朋美は縛られたまま大声を出す。 不意に女性が朋美のおっぱいから手を離した。

「うっさいわね、もう……だったらもういいわ。 せっかくチャンスをあげてるのに、バカみたい。 いますぐ契約する方がよっぽど楽なのに……バカみたいっていうか、バカそのもの」

「つっ、ぷはっ、はぁっはぁっ」

「泣いて『契約させて下さい』っていっても、もう遅いわよ。 そのままおっぱいの芯の芯まで反省しなさい。 ミルクすら作れない、大きいだけでみっともないおっぱいで申し訳ありません、どうか立派なおっぱいになるよう、だらしなく恥ずかしいおっぱいからミルクが出るよう躾けてくださいって、心の底から頼むまで許してあげない」

 肩で息をする朋美に、何やら怪しげな機器をもってくる。 それはブラジャーの乳当てが3重に重なった鉄製の環に置き換わった装置で、環の随所にバネとモーターが仕込んである。 『搾乳環』と印字してあった。 



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