〜 美術その4 〜-2
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『ユニバーサル・デザイン』――年齢や身体的能力の違いに関わらず、知能が低い牝でもパッと見ただけで使い方が分かり、正しく恥ずかしい自慰【マンズリ】を堂々と行えるようなデザインのことをいいます。 ユニバーサル・デザインに該当するための条件を並べると、
@ どんな牝でも公平にマンズリできること
A 使っているうちにマンズリへと繋がること
B 使い方が簡単ですぐにオナニーの仕方が分かること
C 必要な情報が子宮でも理解できること
D うっかりミスや危険に繋がらないオナニーができること
E ムリな姿勢をとることなく、少ない力でも楽に自慰ができること
F 自慰しやすいスペースと大きさを確保すること
以上の7点になります。 それでは、先輩がデザインしたものを見てみましょう。
『トライクシティ』は、前が2輪、後ろが1輪の三輪車です。 倒れにくく小回りが効き、安心してサドルオナニーに耽ることができます。 サドルは交換可能で、細長い『喰いこみタイプ』から肉厚の『圧迫タイプ』まで多様なラインナップがあるため、自分の持ち物にピッタリのタイプが見つかるでしょう。
『携帯電話機』は、見ただけで用途が分かります。 電話がかかってきたら、すかさず子宮口深く携帯を咥えます。 マイク越しに話す人の声で性感を高め、くちゅくちゅと恥かしい淫蜜の音で相手にこちらの様子――もちろんオナニーに夢中になってます――を伝えましょう。 こちらから相手に電話をして、イヤホン越しに相手が自慰に耽る様子を聞き、いやらしい気持ちを享有するのも一手です。
『牛乳ビン』は、軽い素材をつかったり、真ん中にくびれを取り入れました。 内容物を注ぎやすく、また滑りにくくなっています。 表面がすべすべなため、挿入する分にも抵抗がありません。 ということで、牛乳を飲み乾した後は、からっぽになったビンを自分の白い汁で満たしましょう。 窄まったビンの口を膣奥に挿入し、くぽくぽと優しく出入りさせます。 膣の中を往復するごとに、分泌した膣汁が泡をたてながらビンに溜まりますので、あとは何十、何百回と膣壁をしごいていればOKですね。 やがて膣の饐えた匂いでビンがいっぱいになったら、腰に手をあてて中身を一気に飲み干しましょう。
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『カラー・デザイン』――色の要素、原色、暖色と寒色、補色や明度、トーンと配色の妙を学び、表現する対象に相応しいように色を扱うことをいいます。
色は印象を180度変えることができます。 例えばモノクロで膣を描き、色を塗ると想像してください。 黄色・青・赤といった原色で陰唇を塗れば『派手であっけらかんとしたヤリマンの持ち物』です。 一方で紫・薄紫・群青といった寒色系を重ねれば『しっとりと地味に股間をまさぐる陰湿系の持ち物』になりますし、淡い色と鈍い色、明るい色と暗い色を交互に塗れば『発情して今すぐ自慰に走ろうとする、堪え性のないマンコ』が出来上がります。
普段からくじったせいで色素が沈着したおまんこを表すには、灰・白・黒を並べて明度を際立たせれば効果的です。 桃色・赤・茶褐色のように、彩度を対比するのも面白いですね。 色と色の間に白い愛液の線を入れてみたり、大陰唇と小陰唇の間に膣襞の肉色を足してみたり、セパレーションをつくって両者を区別するのも立派なカラーデザインといえましょう。
他にも明るい色を並べて軽い感じの配色にすれば、気楽なオナニーを誘発します。 一方で黒地が強くて濃い色で統一すると、この一発に最後の絶頂を賭けるかのような、真剣なマスターベーションの時間が訪れるでしょう。 たかが『色』と侮るなかれ、印象から感情まで、最も簡単に気持ちを伝える手段が色というのは、美術界隈の常識です。
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『錯視デザイン』――投影法や透視図法を駆使することで、現実にはあり得ない立体や違和感ばかりの構図を描くことです。 騙し絵は錯視の代表ですね。 『ウサギだと思って見ていたらカモだった』『若い女性と思ってみていたら婆さんだった』『鳥が飛んでいると思ったら畑だった』など、具体例は枚挙に暇がありません。 私も幼年学校の頃『滝が流れ続ける水車』や『登っても登っても頂点に辿り着かない階段』の絵に出会って、何度もためすがめす眺めたものです――って、私の思い出なんて余計ですよね。
先輩が作った図案は、例えば『股間を前に突きだした2人の牝』と思って見ていたら、クリトリスが『鼻』、陰唇の切れ目が『口』になって『向き合う2人の顔』にも見えたり、2人の間の空間が『杯』に見えるような絵でした。 或は『閉じたオマンコを正面から見た図』だと思っていたら『足をうねうねさせる鮑』だったり、『刺身に備えた食用菊』と思ったら『おけつに刺身を落書きされた肛門』だったり、牝の恥ずかしい持ち物をオマージュした造形が並びます。 つまり、淫らで恥ずかしく、ネバネバと糸をひくみっともない牝の持ち物も、ちょっと工夫すれば、嗤ってもらえる程度には洒落が含まれているということでしょうか。 オマンコを剝きだしにした牝が絡み合って『大きなマンコ』をつくっている『おまんこをバカにしたマンコ』の構図なんて、苦笑いなしに鑑賞できませんでした。