第5章 木馬責め-4
第5章 木馬責め(4)
「よく潮を吹き上げるハマグリだこと。……けっこう、繰り返しきつく締まるわ、このマンコ。さすが、若いだけあるわ。……どう、わかっただろう?……えっ?新藤っ!」
「はっ、さすがは!……でも、ずいぶんと、飛沫きますねぇ」
美弥の下腹部や太股はもちろん、マヤの身体にも足を掴んでいた男の顔にも、吹き出した潮が飛び散っていた。
「そうね。……まあ、指、突っ込んでいたせいもあるけれど、このラビアだからね」
そういって指を抜いて、小陰唇を摘まんだ。すでに興奮から醒め、充血が引いて薄くなった小陰唇がだらしなく伸びる。
確かに右側は二センチくらいだったが、左側は倍の四センチはあった。
「あとで切りそろえてあげるからね……売りに出す前には、綺麗にしとかなくちゃ……それと、このグチャグチャの膣口じゃぁねぇ……」
「でしょう。……顔に似合わず、実にグロいですよねぇ……」
マヤの指をくわえていた美弥の膣口は、崩れて嘴状に、だらしなく食み出していた。
「中が締まるから良いかもしれないけれど、こっちはどうしようも無いわねぇ。ズルズル食み出しているじゃない……まあ、少しレーザーで切り取れが、多少は……」
ようやく意識が戻りかけた美弥は、その言葉の意味がわかったらしく、ブルッと震えた。
「さあ、お楽しみはお終いよ。……新藤っ!馬にお乗せ!」
男は、ロープを持ってきて、美弥のたわわに実った乳房の左の根元をロープできつく括った。それから何回か根元に巻き付けた。つぎに右側にも同じように巻き付けた。
「いいいいっ……」
括られた乳房はたちまちパンパンになり、肌の色は充血して紫色に変わっていった。
そして天井の滑車から鎖を降ろし、先に付いている鉄製のフックを乳房に食い込んで巻き付いているロープに引っかけた。
新藤がガラガラとチェーンを引っ張りリモコンで滑車を動かすと、身体はしだいに天井に引っ張られていった。手が括られているのでチェーンを掴むこともできない。
痛みで歪んだ顔を振ることしか出来なかった。
(ああっ。……お乳が……ちぎれるぅ……)
徐々に上に上にと引っ張られていき、とうとうつま先立ちになってしまった。
「ふふふ、運が悪いとオッパイが皮膚の中で断裂するわ。……そしたら、自分の体重を恨むことね」
そう言って、笑みを浮かべるマヤの横で、男は慎重に滑車を動かし、ガラッ、ガラッと音を立てて巻き上げていく。
「いいっ……ああっ……」
しだいに美弥の乳房が根元から引き抜かれるように吊り上げられ、ついに足が床から離れた。
「ぎゃぁぁっ。……痛いぃぃ……ううっ」
身体が宙に浮いた美弥の身体は、ゆっくり振り子のように揺れながら、さらにズンズンと高く持ち上がっていった。乳房が引き伸ばされて、今にももぎ取れるのではないかと思うくらい引っ張られていた。痛みで涙が溢れてきた。
見上げている男は、リモコンで滑車を前後左右に動かし、木馬の背の上まで少しずつ美弥の身体を運んでいった。今や、美弥の身体は乳房だけで人の背丈より高い位置までつり上げられていた。
部屋の中には、痛みに身体を捩る美弥の荒い息づかいに混じったうめき声が重く響いている。
<第5章 木馬責め(4)終わり この章はつづく>