僕と僕-2
「こんなのどこから?」
「納戸にあったよ。」
僕は、彼のお尻の穴をまじまじと見つめた。
ここに、僕のを入れる・・・。人の身体の中に入るのはどんな気持ちだろうか。
気がつくと自分のおちんちんが信じられないほど大きくなっていた。
ズボンを脱ぎ、パンツを脱ぐ。
はじめてのコンドーム。表と裏を間違えないように確認し装着する。
両手に手術用のようなゴム手袋つけ、彼のお尻の穴にローションを垂らす。
彼は身動きしない。けど、ドキドキしているのを感じる。
両手の指でお尻の穴を広げるようにほぐす。ゆっくり指を出し入れする。
彼の甘い吐息がもれる。
もう我慢できない。僕は、自分の最大に大きくなったおちんちんを彼のお尻の穴に押し当てた。
「まって!」
急に抵抗されたので僕はたじろいだ。
「それ、とって。」
それは、パーティ用のヘリウムガスだった。吸うと声が高くなる。
「喘ぎ声、高いほうが女の子っぽくってもえるでしょ。」
そう言うと、すぅっとガスを吸い込み、またベットにつっぷした。
「どうぞ」
たしかに女の子の声だ。
僕は、大きくなったものをお尻の穴に当て、体重を乗せて一気に根元まで突っ込んだ。
「んあー!」
甲高い声が響き渡った。
人の中ってこんなに気持ちがいいものかと身震いした。
ゆくっり抜く。
「あ・・ああ・・あ・・・。」
切なそうな声がする。
抜かずに奥まで押し込む。
「はうっ」
腰が勝手に動き出し、激しいピストン運動がはじまった。
「んあ、あ、あ、あ、あ、はん、はぁあ、」
布団を両手でギュッとつかみ、身体をのけ反らせる彼は本当に女性に見えた。
それもとびっきりのいい女に。
そう思うとピストン運動はどんどん加速していった。
「ああ、ああ、ああ、もう、無理・・お尻で・・・こんな、ああ、!?、うああああああああああぁぁぁ・・・。」
僕は、思いっきり射精した。
それと同時に彼は大きな悲鳴をあげ、糸が切れたようにばったりとベッドに沈んだ。
焦点の合わない半開きの目。口からはよだれを垂れ流している。
放り出された指先が、ときどきピクっと動く。
僕は、挿入したままもう一人の自分を観察していた。
すると彼はゆっくり消えていき、気がつくと自分一人が部屋にいた。
着けてるはずのコンドームも、射精した精液もゴム手袋もいつの間にか消えていた。彼が握りしめたシーツは、まだその形を保っている。
顔をシーツにつっぷすと、彼の温もりが残っていた。
僕は、すぐに納戸を探し、コンドームの箱とゴム手袋とローション、パーティ用のヘリウムガスを見つけた。
シャワーで身体をできる限りきれいにし、裸のまま自分の部屋で1時間前の自分が帰ってくるを待った。
ものの数分も絶たないうちに扉が開いた。
学校帰りの自分がこっちを見て立ち尽くしている。
「ドッペルゲンガーじゃないよ。1時間後の自分だよ。」
できる限り優しく笑顔で言った。
「1時間後の僕?」
「そう、今、自分の裸をじっくり見ようと思って帰ってきたでしょ。ほら、鏡なんかよりじっくり見えるよ。シャワーしてきれいにしてるから、舐めたって大丈夫。自分の体だから遠慮することないよ。僕も1時間前にしたし、君も1時間後にされるんだから。」
すごく恥ずかしいけど、前も隠さず両手を広げた。
「なるほど、自分自身だから、自分を触っているのと変わらないってことか。」
彼が僕の周りゆっくり回りだした。
僕はなるべく動かないようにした。背中のほうに回られると、なんかぞくぞくする。彼は一通り僕の身体を見終わると、顔を近づけてきて唇を合わせた。
彼の唇は柔らかく、すぐに離れていった。
「よくわからないでしょ、今度はディープなやつしてみよ。」
そう言って僕は少し口を開け、口の中で舌を動かした。
彼はすぐに唇を合わせてきた。
僕は彼の口の中に舌を入れ彼の口の中を舐めまわした。
彼も舌をからめてきた。僕はなんか彼が愛おしくなり両手で彼の頭を引き寄せた。上あごを舐めまわすと「んんっ・・。」と声を漏らした。
彼は抵抗しない。彼の口の中を全部味わうように舐めまわした。。
自分の口の中だからか、ぜんぜん気持ち悪くない。舌先でくすぐるように舐めると身体をぴくぴくさせるところがかわいい。
完全に味わいつくして離れると、彼はペタンと足元に座り込んだ。
彼の目線には僕のおちんちんがある。
ゆっくり顔を近づけてきた。彼の息がかかる。
心臓がドキドキしてきた。
ペロッと僕のおちんちんの先を舐めたとたん、ビクッと電気が走った。
見下ろすと、彼がこっちを見ている。少し嬉しそうに見える。
彼は僕のおちんちんをにぎり、舌を出して舐め始めた。
はじめての感覚。自分で触るのと全然違う。気持ち良くて嬉しくて恥ずかしい。
身体が勝手にビクンと動く。息が荒くなってきた。
彼は舐めながらちらちらとこっちを見ている。
もっと続けて欲しいと思ったとき、彼は口の中に僕のおちんちんを入れた。
ビクビクビクっと身体が震えた。
彼の口の中で舐めまわされている。すごく気持ちいい溶けてしまうような感じがする。自分の身体が自分じゃないみたに勝手にガクガク動く。
彼はゆっくり根元までくわえこんできたと思うと「ごえっ」と声を出して離れようとした。僕は思わず彼の頭をつかみ思いっきり奥につっこんだ。
「おごっ」
少し離し、また奥に。
「ごぶっ」
すごく気持ちいい。なんとも言えない征服感を感じる。
やばい、もう出そうだ。このままもっと感じていたいのに。
僕は、彼の頭を激しく前後させた。
「ぐぁ、ごぶっ、うぶっ、」
もう我慢できない。僕は、一番奥までつっこみ射精した。
「!?、おごぉ・お・」
全て絞りだすように腰を震わせた。