制服-2
すぐに、ちづるが言う。
「っ 待って!
ぁの、 、
座らなくて、いいから、」
「え ?」
「、、寝室に、
ぁの、 、 」
「 ?」
「、〜っ、 、
戻ってて ほしいの、、。」
「 ぇ?」
ちづるは気まずそうに、
無理に笑おうとする。
「ぁの、、
終わったら、私も戻るから 」
「、、なんで?」
「 え?」
「俺、いるんだから。
起こしてくれても良かったし。」
「、 、 、、。」
「 ? ちづちゃん?」
「〜っ、 っ 」
タクミはちづるの元に近づくと、
そのままソファーに座る。
ちづるは
背中の位置にある
制服を握りしめながら
タクミから離れ、
ソファーの端の方で
小さくうずくまる様に座る。
タクミを見るちづるの目は、
悲しそうであり、
心を閉ざしているようにも見える。
無理に笑おうとしてこう言った。
「1人で、する方が、、
なんか、
気楽 だし 〜っ、
もう、
寝てると思ったから、、
だから あたし 〜っ 」
「、 、 、、。」
「1人でするのも、、
2人でするのも
快楽には 変わらないから 」
「、 、 、、。」
「〜っ、、〜っ、
エッチな事とか、しなくても
一緒に居たいって言ったのは、
本当の気持ちなの、、。 」
「、 、 、、。」
「、〜っ、だから、ぁの、、
今日は 戻ってて、、。」
「 、ぁ。」
「 え?」
「、、、それ、俺の?」
タクミがちづるの後ろにある
制服を見た。
「、〜っ、 ぁっ 」
「制服使って、
オナニーしてたの?」
「〜っ、、 〜っ ちがう !
、、〜っ ぁの
、 、、 〜っ ぇ と 、」
言い訳が思いつかない。
タクミが言う。
「隣にいるのにー。
なんで? 」
「、 、〜っ 、、」
「なんで頼ってくれないのー?
1人のが気楽って
俺とだと、、疲れちゃう?」
「! そうじゃ ないよ、、」
タクミは
ちづるに少しだけ近づくと手を伸ばし、ちづるのおでこの前髪をかきあげて、
ゆっくりとおでこを撫でる。
ちづるは
泣きたくなるのを我慢して、
もう1度、無理に笑おうとしながら
言葉を探す。
「、〜っ、、
よわく、 」
「 ん?」
「〜っ、性欲 〜っ、、
〜っ、弱く なりたい 」
やっぱり
タクミ君より 性欲
弱かったら良かったのに
年齢だって
タクミ君と同じか
下だったら
どうして 全部
違うんだろう
「 どーして?」
「〜っ、 〜っ、、 」
「、 、 、、。」
「無理、させたくない 、」
「俺、無理なんてしてないよ?」
「ん、 〜っ、、
そう言うと 思った 」
「、 、 、、。」
タクミがちづるの近くにきて
座りなおす。
近い距離でちづるを見る。
ちづるの潤んだ目の奥は、
まだ警戒しているようだった。