新しい玩具-3
「病院行ってお医者さんに、
取ってもらおっか?」
「 ぇ!? 〜っ、!! 」
「産婦人科。だろーね。」
「っ!? 〜っ、、 〜っ、」
嘘、! 〜っ
ちづるは想像する。
このまま、ローターが入ったまま
病院へ行く。
病院の先生や看護婦から
好奇の目にさらされる。
想像はどんどん膨らむ。
看護婦達が遠くから、
クスクス笑っている。
一瞬にして血の気が引いた。
怖くなり、とうとうタクミの前で
パニックになる。
「ぃや、っ!! いやだっ!
行かない ! ぅう、 、っ
行かない っ、 ぅっ、 ふぅ、」
「、 、 、、っ、」
う わーーー、、 、
本気にした
棒状のものなんだから
抜けなくなる訳 ないのに
ぁーーー
やばーーい
楽しーーー
振動止める事にも
気がついてないし
ちづるは
小さい子供のように泣いている。
タクミは泣いているちづるを
抱き締め、頭を撫でる。
耳元で囁く。
「っ はーーー、、、
お医者さん、嫌なのーー?
そーだよねー。
エッチなローター使って
それ、抜けなくなっちゃいました、
なんて、、
恥ずかしいよねーー? 」
「ふっ、 ぅうっ、、
ぅっ、 ぇ、 っ、〜っ、
ぅっ、、! 〜っ、ふぅ、」
「っんーー、、
困ったねーー、、?
女の、お医者さんならいい?」
「〜っ、ぅ っ
嫌だ! あたし、、行かないっ
ふぅっ 〜っ、ぅう っ 」
「、っ、ふっ!
冗談だよ。」
タクミは笑いを堪えながら
少しちからを入れて、
ちづるからローターを引き抜いた。
そしてこう言った。
「固形物じゃないんだから、、。
取れなくなる訳ないでしょー?」
「〜っ、ぁ、 、
ふぅ、ぇ、 んんっ、んっ」
今度はローターが抜けた安心感から
ちづるはどんどん泣き出してしまった。
タクミは抱き締めながらちづるを
なだめる。
可哀想とは思う一方で、
どうしようもなく笑いが
こみ上げてくる。
「よしよーし、、
〜っ、 ふ、っ!
もう、大丈夫だってーー。
怖かったの?」
「ぅうっ、 ん、んっ、、
ふぅ、 〜っ、〜っ、、 」
しばらく抱き締めてなだめていた。
すると、ちづるは今度は
責めるような目でタクミを見つめる。
タクミが言う。
「、ぁ、。
怒った?」
「、〜っ、、 、」
暗い部屋の為、タクミには
分からなかったが
ちづるの顔は真っ赤だった。