深夜の出来事-2
「やあん、それ、感じちゃう」
今まで、姉ちゃんのオナニーに気を取られて気づかなかったけど、その声は両親の部屋から聞こえていた。
少し開いた扉から中を覗くと、足を開いた全裸のお母さんの股間に、お父さんが顔を埋めて、そこをペチョペチョと舐めているのが見えた。
「はあ、はあ、いいわぁ…ああ…そ、そこ気持ちいい…」
お母さんは自分の胸を揉みながら、お父さんから与えられる刺激で喘いでいた。
「うっ!」
吃驚したボクは、姉ちゃんを抑えていた手が疎かになってしまった。その一瞬の隙に、姉ちゃんが逃げ出そうとしたので、慌てたボクは姉ちゃんに抱きついた。
バタバタともがく姉ちゃん、それを押さえ込むボク。もちろんどさくさに紛れて姉ちゃんのおっぱいを揉むのを忘れなかった。
なんて柔らかいんだ。
「バ、バカ、エッチ!どこ触ってんのよ!」
当然、そのバタバタの気配は中に居る両親にも伝わってしまった。
部屋の中の喘ぎ声が止み、扉を開けて中から全裸のお母さんが顔を覗かせた。
アラフォーなのに形のいいおっぱい。直前まで自分で弄っていた乳首は硬くなっているのがわかった。
目線を下に向けると卑猥な割れ目がくっきりと目に飛び込んできた。性に目覚める前に目にしていたお母さんのそれは、へそと同じでただの肌の一部だった。でも今のボクは、その魅力は充分理解していた。
しかし、今はそんなことを考えている状況ではなかった。
怒られる!そう思って心残りに目をつむった瞬間、お母さんは吃驚することを口にした。
「あれえ?今日は海だけじゃなくて、陸も見に来たの?」
「えっ?」
お母さんの言葉に、ボクよりも姉ちゃんが反応した。
「き、『今日はって』あたしに気づいてたの?」
「もちろん」
「う、うそ…」
「セックス覗かれながら、毎晩廊下でオナニーされたら、それは気づくでしょ」
お母さんはアッケラカンと言った。
「姉ちゃん、ホント?毎晩、ここでオナニーしてたの?」
ボクは吃驚して姉ちゃんの目を覗き込んだ。それならそうと言ってくれれば階段のところから覗かせてもらったのに。
しかし、姉ちゃんはそれに答えず、真っ赤になってブルブルと震えていた。ボクの前で恥ずかしい行為を暴露されたのだから当然かも。驚きと羞恥で見開かれた目から、ポロポロと涙が溢れてきた。
「あらあら、泣かなくていいのよ。オナニーなんてみんなするんだから、恥ずかしがらないで。ほら、お母さんを見て」
そう言ったお母さんは、自分の股間に手を添えると、慣れた手つきで割れ目の中に中指を滑り込ませた。そして驚くボク達が見ているにも拘わらず、クチュクチュとエッチな部分を弄り始めた。
「あぁっ…」
恍惚の表情を浮かべるお母さん。もちろんボクは、お母さんの卑猥な割れ目の中に見え隠れする、エッチな指の動きに目が釘付けになっていた。
「はあん、気持ちいいわあ」
お母さんは指の動きを早めて、腰をくねらせながら喘ぎ出した。
お母さんのオナニーを見ていたボクは当然ながらにフル勃起した。
「うふふ、起ってるね。陸ったらお母さんのオナニーに興奮しちゃったの?」
ボクの膨らんだパジャマの股間を指差してお母さんが言った。
「う、うん」
恥ずかしかったけど、ボクは正直に答えた。
「じゃあ、せっかくだから陸もお母さんを見ながらしなさいよ」
「いいの?」
ボクは恥ずかしさも忘れてパジャマのズボンの中に手を入れてシコシコ扱き始めた。そんなボクを見てお母さんは満足そうに頷いた。
「ほら、海も遠慮しないでやりなさいよ」
お母さんが促したけど、姉ちゃんは俯いたまま首を振って、中々始めようとはしなかった。そんな頑なな姉ちゃんに、お母さんは優しい口調で続けた。
「海、こめんね。驚かせちゃったかな?でも海が恥ずかしがることないのよ。初めから海に見せるつもりで扉を開けてたんだから」
「うそ…」
吃驚したのか、俯いていた姉ちゃんが、また同じ言葉を言って顔を上げた。