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離婚夫婦
【熟女/人妻 官能小説】

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若い男-1

 望未は、第二の青春を謳歌していると感じていた。後ろめたさは感じながらも、夫の晃彦との冷え切った生活の中で、一服の清涼剤の如く爽やかな和真との逢瀬は、何よりものひとときとなっていた。
 市が主催するストレッチ教室に通っていた時のトレーナーが平岡和真(ヒラオカ カズマ)だった。体育大学を卒業したばかりの24歳。スラリとした長身で、はにかんだ笑顔が爽やかな好青年に、望未はトキメイた。浮気願望があったわけではなかったし、自分だけはそんなことなどするものかと信じていたが、自信が揺らいだ。晃彦との夫婦生活に満足していれば、トキメクこともなかったろうにと思いつつも、一度気になった和真のことが頭から離れなくなってしまったのだ。
 週に一度の体育館通いを心待ちにする生活が続くようになっていった。
 一回り以上違う若者に心惹かれていることが恥ずかしいと思ったのも最初だけ。一度関係を持ってしまえばそんなことなどどこかに吹き飛んでしまった。
 
 ストレッチ教室に通っているのは、ほとんどが既に職をリタイアしているシニア層ばかり。望未と最も近い人でも50代後半。40近い望未が断然一番若かった。そんな年齢構成だからこそ、世間からはおばさんと言われる年齢になっていても和真にとっては、若く見えたに違いない。そこが、興味を引くポイントになったのだろう。
 和真への気持ちが高まったことによって、最初のうちは、普通の恰好であったのが、回を追うごとに、下着が見えそうなダブついたTシャツなど男の目を引くようなものに変わっていった。
 テレビや映画の話だと思っていた不倫の世界に、まさか自分自身で足を踏み入れようとは考えてもいなかった。
 同じストレッチ教室通っているシニアの面々が、好奇の眼で見ていることなど気にもせず、和真へのアプローチは度を増していった。

 どうすれば意識してもらえるだろうかと考えながら、自宅の部屋でウキウキと大きめのTシャツを選んでいる自分が恥ずかしく、背徳感も抱いてはいたが、それ以上に和真を思う気持ちが大きく上回っていく。
 このTシャツにしよう。そう思い選んだシャツを自分の身体に合わせてみる。夫のものだけに結構ダブつく。が、それは望未が意図するものに合致していた。
 選んだTシャツを脱ぐと、ブラ姿が姿見に映る。マジマジと見る機会が無かったが、和真に見られたらと思うと、現在の自分の姿を確かめておきたいと思った。
 モデルのように、様々な角度でポーズをとってみる。自分では気を遣っていても、40になる現実を隠すことは出来ない。形の良いCカップのバストは、張りが無くなり始め、引力には逆らえず垂れ気味の傾向は否めず、最近はDカップのブラを選んでいる。大きくなったといえば聞こえは良いが、実際は崩れたと言った方が正解だ。
 ジャージ姿だったが、上半身の崩れ加減を直視したせいか、下半身も気になった。穿いているジャージを脱ぎ捨て、パンティ1枚の姿になった。思っていた以上に太腿はパンパンで、ジャージを穿いているときにはさほど気にならなかったお腹周りも、ポッコリと出ているのがわかった。ウエストもなんとかくびれがあることは確認できたが、往年のスタイルの良さはこれっぽっちも維持できていない現状に落胆した。
(ふぅ〜だらしなくなっちゃたもんだわ。もし、夫婦円満だったとしても、これじゃあ求められることもないかもねぇ)
 もう1年以上夫との交わりは無かった。どうしてSEXレスになったのかはわからなかったけれど、いつからかそのような状態になってしまっていた。
 望未自身の性欲は変わらずあった。いや、むしろ性欲が増していると感じていた。夜の生活が無かったことも、性欲を助長させた一因かもしれない。最近では、ドラマでの軽いキスシーンなどを見ただけでも体が火照るほどだ。
 和真への思いは、色々なことが複雑に絡み合った結果だと思う。夫との仲が上手くいっていればこんなことにはならなかったかもしれない。
 毎晩とは言わなくても、月に何度かでも抱かれていれば、このような欲求は生まれなかったかもしれない。ピアノ講師の仕事が・・・、菜緒の学校のことが・・・、などなどSEX以外のことも色々ある。そんな生活全体への不満が蓄積していったことが、望未を不倫に走らせた大きな要因であることは間違いない。
 望未自身、好き好んで和真に気持ちが向いていったわけではないと思っている。だが、一度芽生えた感情はそう簡単には消すことが出来ない。

(私だってまだまだイケるんだから・・・)
 そう思いながら、パンパンの太腿を触ってみた。スベスベ感も潤いも感じられなかった。
が、普通の触り方をしただけなのに、何だか変な気分になってしまった。太腿の敏感な部分を擦ってみると、股間が熱くなるのが分かった。
 今までオナニーなんてしたことも無かったし、興味も無かったのだが、鼓動の高鳴りと共に、指は自然とパンティの上を擦り始めていた。
「はぁう」
 思わず声をあげてしまうほどの快感が、股間から全身に瞬時に駆け巡った。
 指先はパンティの上からでも、かなりの湿り気を感じた。自分でもビックリするくらい濡れている。
 すぐさまブラとパンティを外し、ベッドに横たわった。ゴクりと唾を飲み込み、指を一番敏感な部分に直に触れてみた。ビッショりと濡れそぼったオマンコから、ヌメヌメとした汁を掬い取り、クリトリスにまぶすよう指を動かす。
「はぁあっ、あふん」
 先程とは比較できない衝撃が再び全身を走る。
 その後は、無我夢中でクリトリスを弄った。

 40近くになって初めて自慰を覚えた後は、オナニー覚えたての中学生男子のように、暇さえあれば弄るようになっていた。
 頭の中は、和真に抱かれることを想像して・・・
 そして、オナニーだけでは我慢の限界が近づいてきた。
 和真に抱かれたい・・・


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