振動-5
吉川は手を伸ばす。
タクミは思わず駆け寄る。
「〜っ、ぁ っ、、! 」
〜っ、ちょっ !?
待て!!
触るな !
タクミは、耳にあてていたスマホを
慌ててポケットにしまいながら、
ちづるに駆け寄ると、
吉川より先にちづるの背中に手を回す。
慌てて言う。
「〜っ、、 ぁ、っ、 、
ちづちゃん朝から具合悪くて、、。
俺、送るから大丈夫です。」
「ぇ? ぁあ、、、」
「行こう。 歩ける?」
「ん、、ぅん、。
あ、本当、っ、 〜大丈夫だから。
家まで、送ってもらうし、、。」
ちづるがそう言うと、吉川は
心配そうに言う。
「風邪、店でも流行ってるよな。
無理しないで辛かったら病院行けよ?
あ、明日とか仕事、キツそうだったら
俺に連絡ちょうだい。
ちづるの分、入れるから。」
「ぅん、〜っ、でも、
明日は大丈夫だと思う、っ、 」
「とにかく、
ゆっくり休めよ?」
「うん、〜っ、
じゃあ、、また、、」
タクミは吉川に会釈をすると、
ちづるの背中を擦りながら歩き始めた。
しばらくして吉川が見えなくなった場所でちづるが言う。
「〜っ、! と、 めて、、」
「、っ え?」
「中の、、とめて! 〜っ、」
「っ ぁ、。」
やべ 忘れてた
タクミはスイッチを押して、
ローターを止めた。
「〜っ、、! 〜っ、ぅ っ
〜っ、 ん っ 」
「ぁ、、 ゴメン、、。
俺、 外ではつけないって、
言ったのに、 、。
でも 俺、 、」
「〜っ、ぅ っ 〜っ !
もぅ、、 無理 」
「 ぇ ? 」
「 っ はぁ っ ぅっ
つけて 」
「 ? え?」
「もう、、無理、
もう一回、、、
スイッチ いれて、 、」
「 ん、。」
タクミは再び、ローターのリモコンの
スイッチを押した。
ちづるが、うっとりとした目になる。
しかし、イキたくても思うようにイケないもどかしさがちづるを襲う。
「〜っ、 、〜っ、
っ はぁ はぁっ、、 」
中 、、 気持ちぃ
クリが 痛い
駄目、 、なんか
頭の中が ボーっと
してきちゃ う
「、、 、ちづちゃん。
着いたよ。」
「はぁ、、 はぁ ん、」
ぼんやりとした意識の中、
ちづるはタクミに手を引かれ
歩き続けていた。
気がつくと、二人はラブホテルの前にいた。
ちづるは建物を見る。
一見、ラブホテルとは分からないようなモダンな雰囲気のホテルだった。
ちづるが呟く。
「 ここ、 ? 」
あ、 。
ここ 昔 来たことある
信也と、 、 、
「? どしたの?」
「あ、、ううん、
何でもない 。」
来たことある
なんて 言えない っ !
「入ろっか。」
「、、 ん、うん、 」
2人はラブホテルに入った。
フロントで鍵をもらい、部屋に入る。
部屋の真ん中に大きなダブルベッドがある。
タクミがベッドの上に跳び跳ねるように座りながら、
無邪気に言う。
「結構綺麗な部屋だねー!
ラブホテルって、こんななんだー。」
「え、? ぁ、うん、、
そうだね。
〜っ、はぁ、、
初めて 来たの?」
「え?」
「ラブホテル、、」
「うん。」
「〜っ、 はぁ、 」
「友達がー、来たことあるみたいで、
ここの事言ってたから。」
「〜っ、、 そう、」
「ふふっ ローター気持ちぃの?」
「ん、 、 」
「顔赤いね。
ね、ここ、座って。」
「うん、、。」
ちづるは、促されるままタクミの
隣に座った。
「先に、エッチしようか。
身体、治まらないでしょ?」
「んっ、 でも、、
歩いたから、汗かいたかも、、」
「大丈夫ーー。」
タクミは、そう言いながらちづるに
キスをする。
そのまま、ベッドにゆっくりと2人の
身体が横たわる。
タクミはちづるに覆い被さりながら、
ちづるの頭を撫でる。
じっとちづるを見て、何も言わない。
ちづるは、そんなタクミを不安に思い
呟く。
「〜っ、、 んっ、
タクミ君、 何 ?」
「んーー?」
「〜っ、じっと、、見てるから、」
「 うん。」
「〜っ、、 はぁっ、 」
「男運のない人をーー
眺めてます。」
タクミはそう言うと、ちづるの頭や鎖骨、胸を撫で始める。
ちづるは我慢を重ねていたため、
身体が限界だった。
発情した猫のように、息が荒くなる。
タクミがふっと笑う。
「興奮しちゃったねー、、」
「〜っ、はぁっ、ん、 んんっ
タクミくん、 〜っ、」
「ん?」
「、っ ! 痛い の、 」
「、、 どこが?」
「〜っ、! 、アソコ の、 」
「ふふ、、 クリね。
歩いてるだけで擦れてイッちゃいそうになったんだもんねー。」
「〜っ、ふ、っ ん、 んん、
もう、 したい、! 」
ちづるはタクミの下で、
脚をM字に開きタクミの太ももに
アソコを擦り付ける。
スカートが大胆にめくれ上がっていたが、それを気にする余裕もなくなっていた。