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「夏の出来事 5」
【若奥さん 官能小説】

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-3

タクミは歌いながら考える。

  とりあえず合コンは
 
 断固 阻止 

  、 、、って 
    出来るのかな 俺 

 ちづちゃんは

   美人で
   料理が上手い
   歌が上手い
    エロい 

 って  なんだそれ

  それ本当 普通に
    モテる人じゃん

  離婚して
    医者と合コンして
 
    玉の輿を狙う
    勝ち組になる 

  とか 

 全然 できる人だよ

   
  、 、  、、俺は ?

 専門行って 働いたって
  給料なんて 
   たかが知れてるし

     あ、 。

 ヤバい  なんか マジ

   落ち込んできた


タクミは、そんな事を
ぼんやり考えて歌っていた。
いつの間にか曲が終わった。
ちづるが言う。

「ぁー、、やっぱりいい曲〜
タクミ君、うまいね。

PVもカッコイイ〜
 歌詞が、切ないよねー。」

「うん、、。
ほんっとー
    切ない。 

 泣いちゃいそーー。」


「えー? ふふっ、、
凄い、感情移入してるね。
  でも、、 分かる。」

「、、、。
バラード、
 今日はやめよーかな。」

「え?」

「泣いちゃいそーになるからー。
  あ、始まったよ? 」

「あ、 うん、 、」

ちづるは歌い始める。
それから2人は交互に、
1時間ほど歌い続けた。

タクミが歌い終わるとちづるが言う。

「飲み物、持ってくるよ。
何飲む?」

「あ、持ってきてなかったね。
 えーーと、じゃーー、、

 カルピスがいい。」

「分かった。」

ちづるは、部屋から出ていった。
フロント近くにある、ドリンクバー
のコーナーからカルピスを2つ、持ってきた。
タクミは「ありがとー。」と言いながら部屋のドアを開ける。
2人はジュースを飲む。
グラスをテーブルに置くと、
タクミはじっとちづるを見つめる。
タクミが言う。

「、、続き、そろそろしよっか?
 撫でて あげる、、 」

「え、? でも、、」

「んーー?」

「外から見られちゃうかも、、」

「暗くすれば、大丈夫ーー。」

タクミは席を立つと、
部屋の電気を消した。
その後、ドアのガラス部分に
自分の上着をかけているハンガーを
吊るした。
窓のない部屋は、
モニターの明かりだけになった。


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