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「夏の出来事 5」
【若奥さん 官能小説】

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駅ビル-2

パスタを食べ終わると、
あらかじめオーダーしていた
食後のコーヒーが2人の前に出てきた。
2人はコーヒーを飲む。
ちづるは「どんどん晴れてきたね。」
と、窓の外の空を眺める。

タクミは、
ちづるには分からないように
小さなため息を吐いて
母親を思い出す。

  あいつ

 由佳と家で鉢合わせたの
  2、3回ぐらいしかないよな

 普段家にいないくせ
   名前とか

  なんで 覚えてんだ


   
 、 、 、ん ?


  あ、。
     そういえば、、

『球技大会の委員で、
  一緒でしたよね!?』

 、 、 、、。

  女って 男より
   記憶力いいのかな


タクミはコーヒーを飲みながら、
そんな事を考えている。
一方でちづるも、空の雲を眺めながら、
違う事を考えていた。

  学校の 彼女は
   『ゆかちゃん』 か、 、。

 同じ 学校 

   同い年 とかかな 

  なんか
    いいな 
      羨ましい

 私も もう少しタクミ君と
  年が近かったらよかったのに

  ゆかちゃん 

 どんな子だろう

 どんな付き合い してるんだろう
 
  

   エッチは 


    してる よね

   あ、 。

 なんか 駄目
    モヤモヤ しちゃう 

  、 、 、 、、。


  私だって結婚 してるのに

  私 やっぱり
       卑怯者、 、、

「ちづちゃん?」

「、っ! 、、んっ?」

「どーしたの?
 なんかボーッとしてたー。」

「 んーん、っ ! 
 空が、綺麗だなーとおもって、。」

「そっか。

 ふふっ 
  お外でデート出来て
    良かったーー。」

タクミは、テーブルの上の、
ちづるの手をそっと握る。

「、っ、!? ちょっ、、」

「んーー?」

「人が見てるから、 っ 、」

「誰も見てないよー。」

「、、っ、 、」

「、、ふふっ、顔赤ーい。」

「、 〜っ、」

タクミはちづるの手の甲を、
優しく撫でる。
撫でられた瞬間、ゾクリと鳥肌が立つ。

ちづるは思い出すまいとするが、
思い出してしまう。

タクミがちづるを撫でた時。

オナニーを我慢しながら
タクミの匂いを嗅いでいた。
タクミの手は、本当に気持ち良かった。
その手が今、テーブルの上で
ちづるの手を撫でている。

「、 、 っ、 、、」

  タクミ君 の 手 、、 

  駄目 気持ちぃ 

 〜っ、
   
 なんか クリ が っ  
    
  変な 感じ 、 、、

 っ  だめ 、 ! 

  意識 しちゃ

  なんか 話さなきゃ ! 

「、、 ぁ、っ  

  お母さん、若いね!」

「え? 」

「タクミ君のお母さん、
    いくつだろう!?」

「 ? 

ぁーーー、いくつだろ。
10代で、俺産んでるからねー。」

タクミは、
ちづるの様子に気がついていない。
話ながら、ちづるの手をさらさらと
撫でる。

ちづるはさらに動揺する。
考えるな、と言い聞かせようと
すればするほど、身体が疼く。


  オナニー 禁止してたから
    余計 、 、、

  どう しよ、 、! 

 クリ が っ 
     はって きた  


 やっぱ 私

     変態 なのかな


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