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禁断の愛
【母子相姦 官能小説】

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禁断の愛-12

10. 
 紀子が離婚をしたことで、幸太郎とのよりが戻った。
 上京の度に、逢う瀬を重ねている。
 東京着、第一夜は、妻とベッドを共にする。
 週中には、紀子を誘った。
 結婚前と、紀子の態度は変わらなかった。

「ねえ、紀子、真理子は僕の子じゃないのかい」
ハネムーンベービーと冷やかされた女の子。
 結婚前の最後の逢引きで、紀子の残した言葉が気にかかる。
「赤ちゃんが欲しいの・・・幸太郎さんの赤ちゃんが」

「正直言って、私にも分からないの、でもどっちにしても私の娘だから、深く考えないことにしているのよ。はっきりさせれば、却って問題が起きるでしょう?幸太郎さんが、自分の娘だと思うのならそれでいいと思うわ」

 紀子の歯切れの悪い言葉に、幸太郎は真理子が自分の子だと確信した。
「お前がそう言うならそれでいいけど、シングルマザーは何かと大変だ。月5万円を送るから、子供に使ってくれないか」
「ありがとう。助かります」

 半年振りのベッドにも、幸太郎は元気が無い。
 帰国直後に、妻とのベッドですでに一仕事が済んでいる。
 二番煎じの愛の交歓。不倫の身に贅沢は言えない。
 当てにしていなかった5万円の援助は、子供と老いた母も見なければならない自分にはありがたい。母の年金と自分の収入に足せば、生活に余裕が出来る。子供の将来の、学費の積み立ても出来るだろう。

 結婚できない人を愛して、苦肉の策にお見合い結婚をした。
 結婚直前、愛する人の胤を宿していた。

 結婚した夫に、愛情は感じなかった。
 子供は一人でいいと、二人目は作らなかった。事実、紀子の収入を足してやっと家計の辻褄が合う生活で、二人の子供は無理だ。
 3年も待たずに、離婚をした。
 愛情の持てない相手との性生活は、地獄だった。

 夫は、セックスに何の知識も無く、ひたすら自分の欲望の赴くまま、紀子を求めた。
 コンドームを節約するため、使ったものを洗って再利用した。クリームを失ったコンドームは、膣に軋んで、痛みだけが残る。
 夫には、妻の痛みを慮る気持ちも、知恵も無い。

 幸太郎との縒りが戻って、紀子はささやかな幸せを楽しんでいる。
 愛する人の子を得た。
 今は半年に一度でも、必ず逢いに来てくれる。
 つかの間の愛欲に身を焦がす。それは優しさと甘美に満ちた、悦びのひと時だ。

 


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